記憶力がいいか悪いかは、お酒が飲めるか飲めないかのようなもの!?【脳科学者に聞いた!vol.53】

ライフスタイル

2019.08.16

世の中には、記憶力のいい人と悪い人がいます。この違いは、なぜ生じるのでしょうか?

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お酒が強い人と弱い人がいるように、記憶力のいい人と悪い人がいるだけ

 生まれつき記憶力がいい人というのは確実に存在します。
 そういう人は、普通の人と遺伝子の塩基の型がたった一つだけ違うのです。
 人間の遺伝子には、様々な情報を伝える膨大な数の塩基があります。
 その中の一つ、ALDHという酵素の塩基の配列が違うことで、アルコール摂取によって発生するアセトアルデヒドを分解できる人とできない人に分かれます。
 これと同じことが、記憶力にも起きています。記憶力がいいか悪いかは、お酒に強いか弱いかと似たようなものなのです。

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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。

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