食洗機をオキシクリーンで洗浄してみた! Before・After
オキシクリーンを使用して洗浄した後に軽くこするだけでピカピカになりました。ガンコな油汚れもスッキリ取れ、残りカスのいやな臭いも取ることができましたよ!
万能な洗剤「オキシクリーン」は、じつは食洗機の洗浄にぴったりの洗剤なんです!
オキシクリーンとは、酸素系漂白剤です。
主成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(エトキシレート)、炭酸ナトリウム、洗浄補助剤で、柔軟剤が含まれているものもあります。
※アメリカ製の場合です。日本製には界面活性剤は含まれません
オキシクリーンは、酸素の泡の力で汚れを浮き出させて引き離し、洗浄する洗剤です。すべての色素を漂白する塩素系漂白剤とは違い、汚れのみを洗浄するため、色柄物にも使用できる点がポイント。そのため、衣類などの洗濯をはじめ、キッチンやお風呂場、トイレなど家中の掃除にまで多目的に使用できる万能な洗剤なのです。
また、酸素の泡の力で隅々まで洗浄できることから、においの元となる汚れを取り除き、スッキリとしたさわやかな匂いにする消臭効果も発揮します。
◼︎オキシクリーンの基本的な使用方法
1. 40〜60度のお湯にオキシクリーンを投入し、かき混ぜてよく溶かす
2. 20分以上、6時間以内のつけおきをする
◼︎高い効果を得るための注意点
・酸素系漂白剤の効果が発揮できる温度が40〜60度なので、より高い効果を得るために守ってください。洗浄するアイテムにより、高温にしすぎないほうがいい場合もあります
・オキシクリーンはよくかき混ぜて完全に溶かしきってください
・つけおき時間は、アイテムや汚れ具合によって異なりますが、6時間以上経過すると効果を発揮しなくなります。オキシクリーン液のつくりおきは不可です
・素手でオキシクリーン液に触れると手荒れをおこすこともあるため、ゴム手袋などを使用してください
食洗機の運転に使用されるお湯の温度は、一般的な標準コースで60度前後。オキシクリーンの洗浄効果を発揮するのに最適な温度なので、オキシクリーンはまさに食洗機の洗浄にうってつけの洗剤なのです。
では、オキシクリーンを使用して、しばらくお手入れをしていなかった食洗機を早速洗浄してみましょう!
詳しい使い方をご説明します!
オキシクリーンで食洗機を洗浄する方法
◼︎注意点
アメリカ版のオキシクリーンは、界面活性剤が含まれているため、泡立ちがよくなります。オキシクリーンを入れすぎると食洗機内が泡でいっぱいになり、故障の原因になる場合も。自己責任のもと、少量のオキシクリーンで行ってください。
オキシクリーンで取れない汚れは水垢かも!?水垢を落とす方法
オキシクリーンを使用して洗浄しても、白い汚れが残っていた場合、それは水垢かもしれません。水垢はアルカリ性の性質をもつため、同じアルカリ性の成分のオキシクリーンでは落とせないのです。
水垢を落とすには、酸性の成分をもつ「クエン酸」が便利! オキシクリーンの洗浄と同様の方法でクエン酸を小さじ1〜3程度投入し、標準コースで1サイクル運転させてください。終了した後にスポンジで軽くこするだけで水垢もピカピカにすることができますよ。
※クエン酸もオキシクリーンと同様に入れすぎるとお湯に溶けきらずに故障の原因になります。適切な分量を守ってください
オキシクリーンは、食洗機用洗剤の代用としてもOK!
食器の茶しぶなどの汚れを取るときにも使用されるオキシクリーンなら、食洗機で食器を洗うときにも活用できるのかが気になるところですよね。
オキシクリーンには、食洗機用洗剤の中に含まれる成分が入っているため、食器洗いとしても使用することは可能です。ただし、オキシクリーンには光沢を出す成分や汚れの再付着防止成分が含まれていないため、専用の洗剤のときの仕上がりとは変わってきます。そして、溶け残りがないように十分すすぐことが必要。食洗機専用の洗剤の代用はできますが、切らしたときのピンチヒッターとしての使用に留めておくほうがよさそうです。
手間がかかりそうでめんどくさい…と敬遠していた食洗機の洗浄も、オキシクリーンを使用すれば簡単でラクにきれいにすることができます。これなら無理なく月1回の頻度でのお手入れもできそうですね。
文/グンジ カナ
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