オキシクリーンでキッチンを丸ごと掃除してみた!水回りの水垢、コンロの焦げ付き…新品のようにキレイに!

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 オキシクリーンでキッチンを丸ごと掃除してみた!水回りの水垢、コンロの焦げ付き…新品のようにキレイに!

2019.11.18

毎日のように使用するキッチンは、シンク(流し台)をはじめ、コンロ周り、レンジ、調理器具など、油汚れや水によって発生したカビ汚れが付着しやすい場所です。掃除をしなくてはならない場所が多いので、すべてをきれいにするには時間がかかり、意外と重労働ですよね……。
そこで、強い味方になってくれるのはコストコなどで購入できる「オキシクリーン」です。オキシクリーンは酸素系漂白剤で、汚れのみに効果を発揮して洗浄ができる万能な洗剤と言われており、さらには消臭効果も期待できます。オキシクリーンを使用し、実際にキッチン周りを掃除してみました!

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オキシクリーンでキッチン掃除をしてみた! Before・After

↑Before
全体的にくすんだシンク内


↑After
オキシ漬けをするだけで、輝きを取り戻しました!


↑Before
カビ汚れが気になるシンクの排水口も…


↑After
このとおり! 生ゴミのにおいもありません。


↑Before
吹きこぼれて焦げついたIHクッキングヒーター


↑After
オキシペーストで軽くこするだけでピカピカに。


↑Before
油はねが固まってしまった電子レンジの庫内


↑After
オキシクリーン液で拭き掃除をすると、スルッと汚れが取れます。


↑Before
茶渋が付いたマグカップ


↑After
オキシ漬けで真っ白に。


すべて、オキシクリーンのみを使用して掃除をした結果です。キッチン周りをまるごときれいにすることができました!

万能な洗剤「オキシクリーン」とは?使い方は?

オキシクリーンとは、酸素系漂白剤です。
主成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(エトキシレート)、炭酸ナトリウム、洗浄補助剤で、柔軟剤が含まれているものもあります。
※アメリカ製の場合です。日本製には界面活性剤は含まれません

オキシクリーンは、酸素の泡の力で汚れを浮き出させて引き離し、洗浄する洗剤です。すべての色素を漂白する塩素系漂白剤とは違い、汚れのみを洗浄するため、色柄物にも使用できる点がポイント。そのため、衣類などの洗濯をはじめ、キッチンやお風呂場、トイレなど家中の掃除にまで多目的に使用できる万能な洗剤なのです。
また、酸素の泡の力で隅々まで洗浄できることから、においの元となる汚れを取り除き、スッキリとしたさわやかな匂いにする消臭効果も発揮します。

◼︎オキシクリーンの基本的な使用方法
1. 40〜60度のお湯にオキシクリーンを投入し、かき混ぜてよく溶かす
2. 20分以上、6時間以内のつけおきをする

◼︎高い効果を得るための注意点
・酸素系漂白剤の効果が発揮できる温度が40〜60度なので、より高い効果を得るために守ってください。洗浄するアイテムにより、高温にしすぎないほうがいい場合もあります
・オキシクリーンはよくかき混ぜて完全に溶かしきってください
・つけおき時間は、アイテムや汚れ具合によって異なりますが、6時間以上経過すると効果を発揮しなくなります。オキシクリーン液のつくりおきは不可です
・素手でオキシクリーン液に触れると手荒れをおこすこともあるため、ゴム手袋などを使用してください
・ご紹介しているオキシクリーンの分量やつけおき時間はあくまでも目安です。自己責任のもと、汚れ具合によって調節してください

オキシ漬けとは?オキシクリーンで、まとめてキッチンの掃除ができる!

オキシクリーンは、油汚れの分解、漂白効果、除菌消臭効果が期待できるため、まさにキッチンにうってつけの掃除洗剤です。
オキシクリーンでキッチンの掃除をするには、
1. オキシクリーン液に直接つけおきする「オキシ漬け
2. オキシクリーン液を染み込ませたダスターで拭く「オキシ拭き
3. 少量のお湯にオキシクリーンを溶かしてペースト状にする「オキシペースト
の3つの方法があります。
掃除をする場所やアイテムに合わせて変えることで、キッチンをまとめてきれいにすることができるのです。

掃除に要する時間もそれぞれ異なるため、汚れが付着しやすい場所をそれぞれ詳しくご紹介していきます。

シンクをオキシ漬け!オキシクリーンは何杯?キッチンハイターよりいいの?

シンクの掃除は、「オキシ漬け」です。
シンクに水を溜めて、シンクをまるごとオキシ漬けしましょう。

☆排水口蓋のない場合の水の溜め方
水を入れたビニール袋の口を縛り、排水口に置きます。
こうすることで栓の替わりになります。

40〜50度のお湯をシンクの半分ほど入れ、オキシクリーンを120g(付属スプーンのライン4)ほど投入して混ぜます。


さらにお湯を足して泡だてます。7〜8割ほどまでお湯を溜め、2〜6時間つけおきします。


キッチンの蛇口やキッチンアイテムもきれいにしたい場合は、一緒にオキシ漬けをします。


オキシ漬けをしたアイテムを取り出します。
オキシ漬けが届かない上のほうは、シンク内のオキシクリーン液を使用して拭きます。


仕上げにスポンジなどでこすり、水で洗い流して完了です。

◼︎注意点
・排水口の栓をしっかり行っておかないと、オキシクリーン液が途中で流れて失敗してしまいます。完全にふさぐようにしてください。
・コーティング加工が施されているシンクにオキシクリーンを使用すると、加工がはがれ、まだらな模様に見える可能性もあります。必ず確認のうえ、行ってください。また、つけおき時間が長すぎたり、オキシクリーン液の濃度が高すぎたりすることも、加工がはがれる原因になります。

キッチン掃除によく使用される「キッチンハイター」(塩素系漂白剤)も、排水口のぬめりが取れ、除菌・漂白効果がある洗剤です。
しかし、つけおき中に刺激的なにおいが発生することから、広範囲へわたる使用にはあまり向かないかもしれません。また、ステンレス製のアイテムを長時間つけおきしてしまうとサビの原因になることもあります。
シンク全体をきれいにしたい、ステンレス製のものと一緒にきれいにしたい、鼻にツーンとくるにおいが苦手な場合は、オキシクリーンのほうがよいでしょう。

オキシクリーンでレンジを掃除!

電子レンジの掃除は、「オキシ拭き」です。
40〜50度のお湯250mlにオキシクリーン15g(付属スプーンのライン1の半分)を投入し、オキシクリーン液をつくります。


ダスターにオキシクリーン液を染み込ませて軽く絞り、汚れた部分を中心に全体を拭いていきます。


仕上げに、水拭きと乾拭きをして完了です。

電子レンジでの加熱中にはねた油汚れを簡単にスルッと落とすことができます。
オキシクリーンは消臭効果もあるので、庫内に残る食べ物のにおいが気になるときにもおすすめです!

オキシクリーンでコンロ周りも掃除ができます!

コンロ周りの掃除は、「オキシペースト」です。
IHクッキングヒーターを掃除する方法は、オキシクリーンを少量のお湯で溶かし(40〜50度お湯 大さじ3+オキシクリーン30gほどが目安)、ペースト状にします。


オキシペーストを焦げが気になる部分を中心に広げ、上からラップをかけて30分〜1時間ほどおきます。


かけてあったラップを軽く丸め、オキシペーストでこするようにして焦げを落とします。ペーストの水分が足りずに乾燥してしまった場合は、ラップにお湯を少量つけて行うと滑りがよくなります。


クッキングペーパーなどでオキシペーストを拭き取り、仕上げにダスターなどで水拭きと乾拭きをしたら完了です。

ガスコンロの場合は、五徳を取り外し、シンク掃除のときに一緒にオキシ漬けをしておくと、ギトギトの油汚れも落としやすくなります。コンロ周りは、レンジのときと同様に、オキシクリーン液で拭き掃除をするとピカピカになりますよ。

キッチンの蛇口もオキシクリーンで掃除した結果は?落ちない水垢は「クエン酸」

シンクの掃除をするときに、キッチンの蛇口も一緒にオキシ漬けをしてみたところ、


汚れが取れてきれいになった部分もありますが、こびりついた水垢は取ることができませんでした。


落ちない水垢には、「クエン酸」を使用します。


水200mlに小さじ1程度のクエン酸を入れてクエン酸水をつくり、空のスプレーボトルに入れて水垢に吹きかけます。


蛇口にキッチンペーパーをかぶせて輪ゴムで止め、1時間ほどおきます。


仕上げに、スポンジなどで磨いて完了です。


水垢はアルカリ性の汚れなので、同じアルカリ性の性質をもつオキシクリーンでは、汚れを分解することが難しいのです。水垢汚れがひどい場合には、酸性のクエン酸がふやかして落としやすくしてくれます。
まずはオキシクリーンで掃除し、残った汚れはクエン酸で仕上げをすると、より満足度の高い仕上がりになります。

オキシクリーンで洗えるキッチンアイテムは?

鍋やフライパン、やかんの焦げつき、茶渋のついたマグカップなど、食器用洗剤でこすっても取れないガンコな汚れも、オキシクリーンで解決です。
シンク内でオキシ漬けをするだけできれいにすることができます。焦げつきがひどい場合は、ひと晩つけおきしておくと取れやすくなりますよ。
また、ボウルや泡立て器などの調理器具も、オキシ漬けをするだけでピカピカです。

オキシクリーンでキッチンの掃除をするコツ

オキシクリーンを使用したキッチン掃除のコツは、
事前にチェックをすること
素材によってはオキシクリーンを使えないものもあります。初めてオキシクリーンを使用するアイテムの場合は、目立たない場所に付けて変色などが起こらないかチェックをしておきましょう。キッチン台のコーティングがはがれたり、黒ずんだりしてしまうことを防げます。

オキシ漬けのタイミング
シンク内をオキシ漬けするのは、2時間以上キッチンを使用しないタイミングで行います。洗い物や調理をする時間帯に、シンクが長時間使用できないと不便です。

熱めのお湯を使用すること
油汚れを分解するためには、熱めのお湯を使用することでオキシクリーンの効果を最大限に引き出すことができます。オキシ漬けのときにお湯の温度が下がってしまったら、追加でお湯を足してもOKです。

上手く使用するコツを押さえておくことで、失敗を防ぐことができるはずです。

オキシクリーンの購入はこちらから

汚れがたまってからの掃除は、時間も労力も消費します。簡単にピカピカにしてくれるオキシクリーンなら、定期的な掃除もグッとラクにしてくれますよ。

文/グンジ カナ

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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