多くの相手と付き合った人ほど、運命の人に出会えない
ベイズ統計という数学的なモデルを用い、過去に付き合った人の数について条件付きで確率を計算すると、面白いことがわかってきます。
付き合った人が6人までの間だと、ベストな人と結婚できる確率が30%を超えるのに対し、7人になると20%台に、8人になると10%台にと、どんどん下がっていくのです。
大勢と付き合えば付き合うほどいろいろな人に出会え、ベストな相手を選べそうな気がしますが、そういうものではないということです。
「もっといい相手がいるはずだ」と、様々な相手との交際を繰り返している人があなたの周囲にもいるでしょう。そういう人たちは、意に反して逆の方向に突き進んでいるわけです。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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