松坂桃李さんがピアノを弾く姿にうっとり…話題の映画『蜜蜂と遠雷』の見どころをレビュー!

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 松坂桃李さんがピアノを弾く姿にうっとり…話題の映画『蜜蜂と遠雷』の見どころをレビュー!

2019.10.11

恩田陸さんの直木賞と本屋大賞W受賞の小説「蜜蜂と遠雷」が映画化。映像化不可能と言われた長編小説をグっと濃縮してスクリーンに蘇らせました。ピアノコンクールを舞台に、4人の天才ピアニストたちの音楽への情熱が感動的に描かれる本作をご紹介しましょう。

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国際ピアノコンクールを舞台とした物語

出典:mitsubachi-enrai-movie.jp(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

大好きな母の死の影響でピアノの世界から姿を消していた亜夜(松岡茉優)が、若手ピアニストの登竜門と言われる芳ノ江国際ピアノコンクールにエントリー。彼女は母の面影を払拭して自立しようとしていました。

コンクールには、年齢制限ギリギリでエントリーしたサラリーマン奏者の明石(松坂桃李)、亜夜の幼馴染でジュリアート音楽院のエリート、マサル(森崎ウィン)、そして謎の天才少年の塵(鈴鹿央士)がおり、4人は共にコンクールで闘うことになります。ライバルであると同時に刺激を与え合い、それぞれの才能を高めあう関係に。しかし、亜夜の心情に変化が…。

コンクールの裏側とピアニストたちの心情を映し出した作品

出典:mitsubachi-enrai-movie.jp消えた天才少女の復活! 亜夜は勇気をふりしぼってコンクールに臨む

(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

驚くほど美しい映画でした。コンクールの裏側というと、ドロドロとした野心が渦巻いているのではないかと思っていましたが、天才たちが集う場所はさすがに違います。それぞれのピアニストがお互いに尊敬の念を抱きつつも、考えているのは、自分のピアノ、自分の音楽のことだけなのです。

コンクールの審査員、オーケストラの指揮者と奏者、調律師など、多くの人がピアニストたちを見守り、支える姿も興味深く、音楽コンクールというひとつの世界からさまざまなドラマが生まれていくのです。

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