【あらすじ】大女優の母は、なぜ自伝で嘘をついたのか
フランスの大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)の家に娘のリュミール(ジュリエット・ビノシュ)が夫のハンク(イーサン・ホーク)と娘を連れて里帰り。ファビエンヌが自伝を出版することになり、お祝いに駆け付けたのです。しかし、自伝を一晩で読み終えたリュミエールは翌日、母に怒りをぶつけます。「嘘ばかり。真実なんてどこにも書いてないじゃないの!」と。自伝では良い母であるように書かれていましたが、ファビエンヌは正反対の母親だったのです。
大女優ファビエンヌの素顔から女優の私生活を見る
ファビエンヌは大女優ゆえに、とてもわがままです。「なぜ自伝に嘘を書くの?」と娘に問われて「本当のことなんてつまらないから」とあっさり。人をほめることはほとんどなく、だめ出しが多い皮肉屋だけど、それがチャーミングに見えるところがカトリーヌ・ドヌーブのすごさ。若い頃からずっとトップ女優だった彼女の素顔が垣間見られ、女優の私生活がスクリーンで綴られているような作品です。
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