毎朝、少しの時間を「思考すること」に充てるススメ!家事、育児、仕事…の悩みを効率的に解決する習慣

ライフスタイル

2019.11.17

私たちの日常には、細々したやるべきことがたくさんあります。それをこなすためには、さらにたくさんの「考えごと」が必要です。この記事では、朝1分考えるだけですべてがうまく回り出す「朝思考」のメソッドをご紹介します。

広告

朝思考とは?

朝思考は、朝に考える時間をつくることを指します。考えるテーマは、暮らしや家事、子ども、仕事などについて今抱えている「ちょっとした悩み」です。

たとえば、スマホを家のなかのいろいろな場所につい置いてしまうとか、洗濯ものをたたむのが面倒で後回しにしてしまうとか、職場のメールが溜まって返信だけで時間がかかってしまうとか……。

ちょっとした悩みは、解決しなくても生活を続けることができます。だから、優先順位が低くなります。すると、何度も同じことをくり返して、無意識のうちにストレスになってしまいます。

逆に、ここを解決できたらどうなるでしょうか。

スマホの置き場所を部屋別に決めてみたり、洗濯ものをたたむ時間帯を決めてみたり、あるいは畳まないですむ収納方法を考えてみたり、メールは通知を切って時間を決めて確認するようにしたり……。

こうした小さな工夫を朝のうちに考えて、その日、やってみます。1度で効果は出ないかもしれませんが、思いついたことを実行したら、失敗しても、改善点が見えてきます。
それまで、なにかをするたびに迷ったり探したり、考えたりしていた時間がなくなります。

その分、1日を有効に使うことができるのです。

朝思考のはじめかた

朝思考のやり方はかんたんです。
こちらがサンプルです。

【STEP1】紙を半分に折ります。

タイトルを記入します。ここに書くのは「考えるべきテーマ」です。
たとえば、「スマホをなくさないための置き場所は?」「洗濯ものたたみを後回しにしない方法は?」「仕事メールの返信が億劫にならない方法は?」といった具合に書きます。

【STEP2】タイマーをセットし、急いで書きます。

タイマーを1分間にセットします。
そして、紙の左側に「今思いつく対策」を3つ以上書きます。余力があれば、右側に「そのために今すぐできること」や「補足」もメモしておきましょう。
1分経ったら終わりです。時間があればそのまま書き続けても構いませんが、制限時間は必ず作りましょう。集中力が高まり、アイディアが浮かびやすくなります。

また、慣れないうちは1分間で3つの対策を思いつけないかもしれません。最初のうちは1つでもいいから考えることを意識してみましょう。

ここでは、どなたでも取り組みやすいように紙を使った書き方をご紹介しました。でも、ツールは自分がやりやすいものを選んでください。タイピングが早い人ならパソコンを、スマホの入力が苦にならない人はスマホを使うなど、自分に合った入力方法があります。

その場合、紙を半分に折る代わりに、上下で書く内容を分けると良いでしょう。

また、朝思考は、毎日取り組めると効果的です。でも、静かな環境でなければむずかしい作業でもあります。家族が起きているとアイディアはなかなか浮かびません。だから、早起きできた日にやりたい特別なことと決めるのもいいかもしれません。

なにかを考えるのに、朝はぴったりの時間です。たった1分でもいいから、小さな困りごとについて向き合ってみる。そして日中、さっそく意識して動いてみる。これをくり返していくと、日々の小さな悩みがどんどんなくなり、悩んでいた分の時間が貯まっていきます。

文/三條凛花 http://365kaji.blog.jp/
整理収納アドバイザー。時間の使い方を整えることで家事や片づけがラクになる方法を提案している。著書に『時間が貯まる魔法の家事ノート』(扶桑社)など。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

著者

saitaロゴ

saita編集部

saita編集部です。毎日が楽しくなる、心がラクになる、そんな情報をお届けします。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告