にんじんは煮物の場合は乱切りに。細切りは繊維の向きがポイント
にんじんを煮込み料理に利用するときは、乱切りにすることが多いですよね。その理由は、角切りより表面積が大きくなるため、早く煮えてやわらかくなり、味もしみやすくなるからです。
また、にんじんは繊維が多く、芋類などより歯ごたえが固いのが特徴ですが、乱切りにすることによって、細い部分もできるので、口に入れやすく、噛みやすくなります。
にんじんを細切りや千切りにするときは、繊維の向きを意識することが重要です。にんじんの繊維は、縦に入っているので、長さを3等分くらいにしてから縦に細切りにすると繊維が残ります。一方、斜め切りにしてから、さらに繊維に対し直角に切ると、繊維が断たれます。
繊維を断つように切る方が、早く柔らかくなり、味も馴染みやすくなります。そのため、和え物やサラダにする場合に向いています。
繊維に沿って切ると、生で食べると少し固く感じますが、炒めたり揚げたりすると、歯ごたえが残り、食感がよくなります。
ピーマンは繊維を断つと苦味が出やすい
ピーマンは、繊維を断つように横に切ると、苦味が出やすくなります。ですので、ピーマンの苦味が苦手な人は、縦に繊維に沿って切るのがおすすめです。
横に切るとやわらかい食感になるので、「ピーマンの繊維が口に残る感じが苦手」という人は、横に切る方がよいでしょう。
油を使って調理するさいは、苦味成分が油に溶け出すので、どちらの切り方でも苦味は少なくなります。
また、ピーマンを切らずに丸ごとフライパンやグリルで焼き、種ごと食べることもできます。この方法だと、苦味が出ず、甘みが強くなります。さらに皮をむいて食べると、甘みがより感じられます。ピーマンに油をまぶし、フライパンで焼く方法が手軽です。
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