家の中で「私だけが頑張っている」と感じていませんか。ママの負担を減らす「ギブアップ宣言」とは?

心と体

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2021.04.30 更新

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どうやって家族に伝えればいい?

この2つのポイントを「どうやってパパをはじめ、家族に理解し、実感してもらえばいいのか」が問題ですよね。ご相談のなかでひとつ気にかかった言葉がありました。それは「言っても変わらないだろう」という言葉です。
まず大前提として、確かに多くの人は「言っても変わらない」ですよね。パートナーだろうと子どもだろうと、言葉だけで人を変えるのはとても難しく、時間もかかり、労力も必要です。

人は主体性が芽生えたから行動が変わるのではありません。行動や役割が変わったから主体性が芽生えるのです。ですので、家事を1人で負担しているママが家族との話し合いでやらなくてはいけないのは2つだと考えています。

1つ目は「ギブアップ宣言」、2つ目は「具体的な役割」を決めることです。

 

「ギブアップ宣言」をする


まず、自分のなかの「少しでも手伝ってくれたらいいのに」という気持ちを「家族で協力しあわなくちゃもう無理なんだ!」と覚悟を決めてみてください。
そして、それを告白してみてください。「これまでは私が色々やってきたけど、じつは私限界なの!」と。ママはスーパーマンじゃないんだってことを告白するのです。

 

 

「具体的な役割」を決める


そして、家族みんなで協力し合うという前提で、具体的な役割について決めましょう。
家族に忖度して「ちょっとでもやってくれたら」ではなくて「しっかりと責任を担ってもらう」ように。繰り返しになりますが、人は責任を与えられることではじめて自主性が芽生えるのです。

 

 

家族みんなが笑顔になるように話し合おう

出典:www.photo-ac.com

自分も含めた家族みんなが幸せになるように、伝える2つのこと。
1つ目はママ自身の思い切った「ギブアップ宣言」。2つ目はやってくれるかどうかじゃなく、家族1人1人が責任を持ち、なにを協力し合うかという「具体的な役割」。
このふたつを家族に話してみてはいかがでしょうか。
すこしでもご家族との協力体制が心地よいものになることを願っています!

 

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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。著書に『家族全員自分で動く チーム家事』がある。

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