好きなものを「好き」と言ってみよう! #心の真ん中を生きる

ライフスタイル

2020.04.03

小さかったころ感じることが少なかった「女性特有」の生きにくさを、歳を重ねるにつれ感じることはありませんでしたか?「女性だから」「お母さんだから」我慢しなくてもいいような社会の実現のために女性の就労支援団体「ArrowArrow」を立ち上げた堀江由香里さんから、エールをもらいました。

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連載を始めるにあたってご挨拶

「ArrowArrow」の堀江由香里さん

はじめまして、女性の就労支援団体「ArrowArrow」の堀江由香里と申します。このたび、連載をさせていただくことになりました。
この連載では、この社会に生きる全ての人の「選択肢を増やす」チャレンジをしてみたいと思います。なにか具体的な手法をお伝えするようなことではなく、私自身の経験や、家族や周りの方々との対話の中で感じたことなどを通じて、「こんな選択肢もあるんだ」「こういうチャレンジしてもいいんだ」など、少しでも感じていただくことができたら、とても嬉しいなと思っています。

女性の就労支援団体『ArrowArrow』を設立するまで

まずはじめに、私の簡単な自己紹介をさせてください。私は茨城県で生まれ育った後、大学で千葉、就職後は東京で過ごしていました。2018年2月に子どもの生活環境を整えるべく京都の郊外に移住をして、現在に至ります。
茨城県の海沿いの小さな田舎町で生まれ育ったのですが、両親ともにフルタイム勤務のひとりっ子で祖父母と暮らしている、という家族構成はあまり周りにはいなかったと記憶しています。なので、家に帰ってもおばあちゃんと二人。「ゆかりちゃんは家に帰っても親がいなくてかわいそうね」と何度言われたかわかりません。でも、家族はみんな仲がよく、私も日々を楽しく過ごしていたのでなぜ自分がかわいそうなのかはわからない、でも、私はかわいそうって言われる子なんだな、という不思議な気持ちはいつもありました。こう考えてみると、社会の在り方や一律的な物の見方に対して疑問を持った原体験はこの頃にあるのかもしれません。

社会人になってから


キャリアとしては、人材サービスのベンチャー企業に新卒で入社し、非施設型の病児保育事業を運営している事業型NPOに転職した後、中小企業向けの就労支援サービスを提供するNPOを立ち上げて活動をしてきました。そして今は、娘の小学校入学に向けて、学びの場を創るべく準備をしている、というのが私の簡単なプロフィールです。
NPOに入りたかった、創りたかった、というよりは、自分の思いを実現する手段としてNPOという形が一番合理的だった、というのが近いと思います。NPOは「社会課題を解決して消滅することをゴールとする」法人格なので、自分のビジョンが必要ないくらい当たり前になっている社会を目指すということが一番しっくりくるなと思っているのです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

堀江由香里

堀江由香里

人材業界のベンチャー企業にて新卒採用や内定者・新入社員研修などを担当後、2008年にNPO法人フローレンスに転職。事業部長などを経て「子育てや介護などの理由に左右されずに働くことができる社会」を創るべく、2010年にNPO法人ArrowArrow設立。

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