子どもに「教える」のではなく、「遊び」から興味を持つ、熱中する
――なるほど。そういった経験から、「学び」そのものの魅力を子どもたちに伝えたいと思われたわけですね。
はい。その後も色々あって、今も絶賛試行錯誤中なのですが(笑)数年前から「ゲーム作り」に力を入れています。
こだわっているのは「ゲーム」として楽しいこと。よく「学ぶ」という目的のために「ゲーム」を使ったコンテンツはあるのですが、楽しくないと子ども達は正直だからやってくれないんですね。
だから僕たちはもはや「遊ぶ・楽しむ」ことを目的にしています。
毎月届くゲームでまずは遊んでみよう!と。それで「楽しかったー!」で終わっても素晴らしいし、それをきっかけに色々知ってみようとなっても素晴らしい。
そう考えることで子ども達の持っている個性を一面的に評価しないサービスになるのかな、と思っています。
――嬉しかった子ども達の反応は、どういうものがありましたか?。
とにかく夢中で遊んでくれている様子を見たり聞いたりすると本当に嬉しいですね。
あとはウィルスと免疫を戦わせるゲームに熱中した子が、より強い最強カードを作るためにウィルスを調べ始めたとか。その子にとってはポケモンを必死で集めたり、攻略本読みこんだりする感覚。
それは「教える」でも「問いかける」でもなく、「遊び」から発芽した何か、ですよね
――今後の展望について教えてください
もっと「学び」より「遊び」に見えるサービスにしていきたいです(笑)
そこから子ども達が色んな刺激を受けて、勉強ができるかできないかの一面的な評価から抜け出して人生を伸びやかに生きていける子が増えていったら、最高の社会だと思います。
【取材を終えて】
教材・サービスの提供者自身が、一番の探究者
タンキュークエストの皆さんとは、そもそもは息子がタンキュークエストの受講者だったことから繋がらせてもらいました。その後も色んなイベントでご一緒したり、お互いの仕事や近況について情報交換させてもらったりと、いつも刺激をもらっています。
今回のインタビューを通じて改めて、その考えの根っこにあるものや、現時点での想いを知ることができました。
まさに、彼ら自身が誰よりも「探究者」だなと感じています。
子ども達の反応や社会の変化を感じ取りながら、常に考え、議論し、変化し続ける。しかもそれを、何とも楽しそうにやられているのがとても素敵です。
これからも子ども達が夢中で楽しめるコンテンツをどんどん生み出していってくださると思います。楽しみですね!
勉強が冒険に変わる!ゲームで学ぶ 探究型通信教育 タンキュークエスト
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