1.飼い主と愛犬との絆に泣く!『僕のワンダフル・ライフ』
「愛犬が生まれ変わる」という奇想天外なファンタジーですが、動物と人間の絆を描いた、とても心温まる物語です。
イーサン少年が可愛がっていた愛犬ベイリーが病死。しかし、ベイリーは何度も生まれ変わり、さまざまな飼い主との交流を経て、かつて自分を可愛がってくれたイーサンを探しに行くのです。新たな人生(犬生?)で築かれる、それぞれの飼い主との愛情のドラマも感動的!
警察犬になって活躍したり、内気な女の子の恋愛をあと押ししたり、エピソードひとつひとつがほっこりするんです。そして「やっぱりイーサンに会いたい」と探しに行くベイリー。おじさんになったイーサンは、ベイリーに気づくのでしょうか…。
シンプルなストーリーの中に、動物との愛情ある暮らし、その死に直面したときの気持ちなどが描かれているので子どもの情操教育にもよさそう。何より感動できる! 泣ける! おすすめの動物映画ナンバー1です。
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:デニス・クエイド、ペギー・リプトン、ジョシュ・ギャレットほか
2.可愛いうさぎの意外なイタズラっぷりにビックリ!『ピーターラビット』
ビアトリクス・ポターの有名な児童文学「ピーターラビット」の実写映画化。英国の湖水地方を舞台にしたほのぼのとして可愛いうさぎの物語だと思ってみると、かなり驚きます。ピーターラビットとその仲間たちは、想像以上のやんちゃうさぎだからです。
大手百貨店をクビになった主人公トーマスが、亡くなった叔父が暮らしていた屋敷を相続することになりますが、その庭の農作物をちゃっかりいただいていたのがピーターラビットと仲間たち。トーマスは家や庭への侵入を阻止しようとするものの、ピーターラビットたちはイタズラを仕掛けて、トーマスVSピーターラビットのドタバタ大騒動が始まるのです。
「ピーターってこんなにいたずらっ子だったんだ!」という驚きと同時に、アクション満載でハラハラドキドキ! エンタメ映画としての楽しさが溢れているので、大笑いしたいときにぴったりです。
監督:ヴィル・グラック 出演:ローズ・バーン、ドナルド・グリーソンほか
3.闘うパンダの爆笑アニメ映画『カンフーパンダ』
パンダがカンフーアクションに挑戦するというアイデアが抜群に面白い人気アニメ『カンフーパンダ』。まん丸体型のパンダが披露するキレッキレのアクションと笑いたっぷりの演出は、最後まで飽きません。男の子も女の子も楽しめる作品です。
龍の戦士として、悪党の豹タイ・ランと闘うことになったジャイアントパンダのポー。彼はカンフーオタクだけど実力はゼロ。そんなポーが師匠の教えを受けて、龍の戦士として修業の末、成長していくのです。
アクション一辺倒ではなく、体のキレも動きも全然ダメダメだったポーが困難を乗り越えて、タイ・ランと戦うまでに実力をつけていく姿は「やるなあ」と勇気をもらえます。ドタバタコメディ感もあるアニメですが、ポーの何事も諦めない姿勢、壁を乗り越える根性は、とても前向きでガッツに溢れていて、こちらも元気の出る作品です!
監督:マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン
声の出演:ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェンほか
愛犬との絆を描いた絶対に泣ける感動作から、かわいさとはちゃめちゃさのギャップが楽しいピーターラビットの実写映画、そしてキレキレのパンダに魅せられるアクションアニメ映画の3本立て! 子ども向けではなく、どんな年代でも楽しめる動物映画です。ぜひ家族揃って観てくださいね!
文/斎藤 香
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