「コロナ離婚」というホットワードの陰で
これまでは、1日の多くをそれぞれの時間として過ごしてきたのに、突然家族全員が揃った状態で、不要不急の外出を控えるという状況での生活は、多くの人たちを戸惑わせたことでしょう。子どもたちの休校、旦那さんのテレワークが始まった頃、さまざまなメディアで「コロナ離婚」というワードが取り上げられました。これまでの生活とはガラリと変わってしまった日常に対しての戸惑いだったのかもしれません。
「このままだとコロナ離婚だわ」という言葉をママ友から聞いたことも1度や2度ではありません。
ところが最近、そんな会話をしていたママ友たちが、全く逆のことを話すようになってきました。例えば、小学校4年、年長、2歳の3人の子どもを持つママは、「旦那がずっといてくれるから、気持ちに余裕が持てるようになってきた」と言います。2歳と0歳の子どもを持つママ友は、「ワンオペじゃない日々に慣れてしまって、元の生活に戻れるか不安」と言うのです。
実は今、自粛生活の中で旦那さんが家にいてくれることが嬉しいと感じているママたちが増えているようです。
家庭環境に良い影響が! 67%の女性が「一緒の時間が増えて嬉しい」
株式会社CyberOwlが運営する“お金に関する情報メディア”「マネ会」で実施された全国の既婚女性500名以上を対象にコロナ自粛が生活に与えた影響の調査結果を見てみましょう。
「新型コロナの影響で、パートナーと一緒にいる時間は増えましたか?」という質問を、既婚女性525名にしたところ、全体の約65%が「増えた」と回答。なんと、そのうちの67%が「一緒にいる時間が増えて嬉しい」と回答しているのです。
夫婦が一緒に過ごすことにより、休校中の子どもたちのケアや、家事全般など、本来ならママ一人が担わなくてはならない部分を分担できるというのも嬉しい理由の一つのようです。いつもは子どもたちが寝た後に帰ってきて、週末くらいしか一緒に食事ができなかったのに、毎日家族が揃って食事ができることに喜びを感じているという方も19%います。
一緒にいる時間が増えた結果の家事シェア
一緒にいる時間が増えたという家庭では、8割以上の旦那さんが家事を手伝っているということがわかります。共働き家庭も多く、もともと家事・育児の分担ができているという家庭も多い中、さらに手伝ってくれる回数、時間が増えたとなれば、ママたちにとってはとても嬉しい変化ですよね。
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