最初は日本語でも大丈夫。大切なのはコミュニケーションを取ること
そんなこともあり、息子を見てくれていた先生や、私の先生など、いろんな人に相談しました。先生たちは「英語の練習をしたら公園に行こうと、楽しいことを提案してみたら?」「毎日少しずつ英語で話しかけてあげるといいよ」といろいろアドバイスしてくれました。
そんなとき、QQ Englishの代表を務める藤岡頼光さんが、こんな話をしてくれました。
「最初は英語がわからなくても大丈夫。日本語で話してもいいんですよ。たとえば、子どもがミッキーマウスを持ってきて、モニター越しに先生に‟これはミッキー”と見せるでしょ。そしたら先生が、This is Mickey. Mouse,right?と答える。そのくりかえしで、子どもはどんどん自然に英語を覚えていきますよ。そのうちに‟This is Mickey Mouse.”と子どもから先生に話しかけるようになってくる。だから焦らなくて大丈夫ですよ」と。
私の場合は、いつも息子に英語で話させようとしていたから、その点を反省しました。どうしても親は英語で話さなきゃと思ってしまいがちですが、まずは日本語でもいいし、ミッキーという単語だけでもいいから、先生とコミュニケーションを取ることが大事なんだと、考えを改めました。
セブ島に親子留学。直接先生に会えたことで学習意欲がアップ
息子とは約束通り、昨年12月にフィリピン・セブ島に1週間の親子留学体験をしました。
現地では、いつも授業を見てくれている先生のほかにも、たくさんの先生たちや台湾やロシア、ベトナムなど他国からの留学生とも仲良くなれました。また、QQ Englishの先生たちが孤児院支援をしていることから、先生たちに頼んで孤児院に一緒に連れて行ってもらいました。孤児院では、いろんな年の子と仲良くなり、一緒に遊んでとても楽しかったようです。また行きたいといっていました。
この親子留学の体験は、息子にとって非常に大きかったと思います。一週間とはいえ、1日4時間マンツ―マンで英語のレッスンを受け、ランチを食べる時も、卓球で遊ぶときも、プールに入る時も、そばにいる先生たちにゼスチャーを交えて話しかけて一緒に遊んでもらいました。先生たちが日本語を話せないので、息子ががんばって英語を覚えて使おうとしていました。この体験を通して、息子は、大好きな先生たちと話すためには英語を学ぶことが必要だと感じたようです。
親としては、つい「英語が話せるように」ということばかり考えてしまうのですが、一番大切なのは「何のために英語を話すのか」ということ。今回の親子留学体験で、息子はそのことを実感できたんじゃないかと思います。
「先生たちに会って一緒にお話できるように頑張ろう」
もう1つオンライン英会話をやっていてよかったなと思ったのは、日本以外のニュースにも関心を持てるようになったこと。現在、世界各地で新型コロナウイルスが蔓延していて、とても大変な状況になっています。ニュースを見ながら、息子と「フィリピンの先生たちは大丈夫かな」「(現地で友達になった)ロシアの彼はどうしているんだろう」「夕食を一緒に食べた女の子は台湾出身だったよね。今、台湾ではマスクをこんなふうに売っているよ」という話をしています。留学していろんな国の留学生と知り合ったことで、世界に目を向けられるようになったのだと思います。
今年の春から、小学校でも英語が必須科目になります。それもあって息子は週3回、オンライン英会話のレッスンを受けています。数カ月続けてきたおかげで、数分なら先生と2人で簡単なやり取りができるようになりました。英語に対しても、「自分はできる」という自信も持っています。もちろん、まだ英語がわからなくて授業がうまくいかない日もありますが、それでも続けたことで、確実に息子の英語を使ってのコミュニケーション能力は上がっています。
今はまだ行けないけれど、コロナが落ち着いたらフィリピン・セブ島にあるQQ Englishに親子留学したいなと思います。今度セブ島に行って先生たちに会ったときには、もっといっぱい英語で話せるように、今は自宅で親子一緒にオンライン英会話を頑張ろうと思います。
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