【再開決定!】正体不明、匿名のアーティスト『バンクシー展』

カルチャー

2020.05.30

ストリートアートで世界を賑わしている「バンクシー」をご存知ですか?社会に強いメッセージを発信しているその作風は、社会的反逆者や天才アーティストなどと噂されていますが本当のところ彼は一体何者なのでしょうか?彼がなぜ支持されるのか、本物の作品が見れる『バンクシー展 天才か反逆者か』横浜アソビル5月30日(土)より再開催より、ご紹介したいと思います。

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『バンクシー』とは一体何者?

世界で最も注目を集めるアーティストの一人、「バンクシー」は、イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家で、社会風刺を強く表現するその手法は、世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動しています。ステンシル版を使ったイラストが有名ですが、イラストだけに留まらず、期間限定のテーマパークを建築しオブジェや動画を発表したり、立地に拘った景観や内装までをプロデュースしたホテルを建築したり、映画も制作しています。
 日本では、小池都知事がネズミのイラストを視察したのが有名ですが、作品は本物なのか?バンクシーが日本に来たのか、まだ分かっていないそうです。
本名も明かされていない「バンクシー」が生み出す作品とはどんな物なのでしょうか?

70作品を展示

横浜駅から徒歩30秒かからない、アーケードから直ぐです。係の方からのソーシャルディスタンスの案内があると思うので、従ってお進みください。

作品の大半は壁面に描かれるため、すぐに塗りつぶされてしまい、現存しているものは多くないなか、複数の個人コレクターの協力のもと、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点以上本物が集められています。

このイラストで、バンクシーを知った方も多いのではないでしょうか

社会的弱者をドブネズミに重ね、社会に対する抗議のメッセージを残していると言われています。

子供も魅せられてしまう作品の数々、中には目を覆いたくなる作品もあるので保護者の方が判断されて下さいませ。

筆者が一番感動した、バンクシー本人の手記。目の前に本人の直筆があるなんて!と、一気に引き込まれてしまいました。

展示会場内は、映像作品を見れるエリアと作品展示のエリアに区切られていて、その一つ一つの作品が考えさせられます。

会場のいたるところにバンクシーの世界観を感じられる演出があります。

展示内の処々にオブジェがあり、フォトスポットになっています。

心揺さぶられる衝撃的な作品も多々ありましたが、統一して感じられたのが、バンクシーの兎に角 ”訴えたい強いパワー” でした。もう苦しくなるくらい、辛くなる、痛いくらいに感じる、発信したいというパワーが感じられました。

横浜アソビルにて5月30日(土)より再開、開催中です。

国籍も、年齢も、どのような環境で育ったのかもわからない「バンクシー」の作品は、いわゆる違反の悪戯書きなので、作品の殆どが一夜にして消されてしまいます。

今回の個展には、多くの個人コレクターが協力して開催が実現されました。なので、「バンクシー」本人の主催ではない展示会になっています。彼独特の方法で起きている問題の深刻さを提示していて、私たちに注意を払い、行動に移すように促している、そういった部分が、世界中から支持される魅力なのかもしれません。

『バンクシー展 天才か反逆者か』
期間:2020年3月15日(日)〜9月27日(日)  
※3月28日(土)〜5月29日(金)まで新型コロナウイルス感染症拡大防止策として休業
会 場:アソビル(神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9 アソビル2F)
主 催:BANKSY~GENIUS OR VANDAL?~製作委員会
企画製作:IQ ART MANAGEMENT CORP
オフィシャルホームページ:https://banksyexhibition.jp/
チケット購入:https://banksy.eplus.jp/index.php?sl=ja

※下記の注意事項をご確認のうえ、お出かけください。
バンクシー展 ご来場の皆様へのお願い

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

くすまり

くすまり

楠三真梨袈。3人のママ。元漫画家・報道関係ライター。読者モデル、ショップジャパン テレビ出演。PALAZZETTI国内統括窓口(有)東京ペレット広報

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