正しいカビ対策を知っているのは3割!?カビ専門家が教える浴室やエアコンのカビ対策のポイントは

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 正しいカビ対策を知っているのは3割!?カビ専門家が教える浴室やエアコンのカビ対策のポイントは
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カビに悩む場所2位は【エアコン】

出典:www.rinnai.co.jp

カビ掃除に悩む場所として2番目に多くあがったのがエアコン掃除です。
エアコンを使って体調が悪くなったという人が約4割いる一方で、エアコン掃除の頻度は半年に1回と答えた人は約2割にとどまり、エアコン掃除の難しさを浮き彫りにしました。
エアコンのカビ対策を怠ると、アレルギーなどによる体調不良を起こす恐れがあります。エアコンのカビ掃除を正しく行うこと、定期的に掃除を行うことが重要です。

エアコンのカビ対策


ホコリの除去とフィルター掃除
エアコンにカビが生じないようにするためには、日頃から部屋のホコリを取り除くことも大切です。
そして、エアコンのフィルターにホコリが溜まらないように掃除をこまめしましょう。最適な頻度は2週間に1度程度と言われています。

こちらの記事を参考に!
1台約10分! プロに教わる「エアコンフィルター」の掃除テク! 効き目アップで節電にも

送風機能を使おう
エアコンを冷房で使用すると、その内部は湿気てカビが生えやすくなります。冷房で使用後は、送風機能を使用してよく乾燥するようにしましょう。

顔のかゆみはカビのせいかも!枕カバーはこまめに洗濯を

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湿気が多いと顔がべたつき、かゆみを感じることはありませんか?
人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくといわれ、中でも頭、顔、上半身は多くの汗をかくとのこと。枕カバーなど顔に触れるものに、汗の油分、皮膚片、髪の毛などの汚れがつくと、油分を好むカビや細菌が増え、皮膚の炎症を起こすことがあるそうです。汗を多くかく季節は、できれば毎日、枕カバーを取り換えることをおすすめします。

【まとめ】梅雨時期のカビ 3つのポイント

1.換気、除湿を心掛ける


梅雨は湿度60%以上となり、カビが発生しやすい環境です。湿気のこもりやすい場所は、扇風機、換気扇などを使用して換気を行い、エアコン、除湿器などを使用して、湿度を下げるようにしましょう。
また、カビは定着する場所があるとそこで増殖します。そのため、風通しのいい場所は、生えにくいです。浴室は湿気がこもりやすいので、とくに注意が必要です。24時間換気機能の付いている換気扇は、入浴後は強力に換気し、その後は常につけっぱなしにしておくのがお勧めです。衣類の乾燥機能を使用すると、さらに効果的。洗濯物を部屋干しする場合も換気と除湿に気をつけましょう。

2.こまめな掃除でカビの栄養源を取り除く


生活環境中のカビを多く吸うと、アレルギーなどの健康被害を起こす恐れがあります。こまめな掃除、とくに部屋の隅、家具の裏、電気の傘などカビの栄養源となるホコリを取り除き、エアコンのフィルターにホコリが溜まらないようにしましょう。
浴室は、カビの栄養源となる皮膚片、石鹸カスなどが発生しますので、入浴後は浴槽、壁、床などよく洗い流すようにしましょう。キッチンのシンクも同様です。意外に気づきにくいのはシャワータイプの水道の蛇口です。食器を洗う時の汚れが付き、カビが生えていることがあります。食器を洗う時に、蛇口の裏も同時に洗いましょう。

3.梅雨入り前にエアコン、浴室などの水回りの掃除をきちんと行う


比較的乾燥している時期にキッチンや浴室などの水回りをきちんと掃除し、カビが生えにくい状態にしておくことが重要です。また、エアコンのフィルター、冷気の吹き出し口を掃除し、エアコン内部に溜まってしまったホコリを送風で噴き出すことでエアコンをクリーンな状態にし、梅雨時の除湿に活用しましょう。

【お話を伺ったのは】
カビ専門家 矢口貴志先生
早稲田大学理工学研究科博士前期課程修了。明治製菓(株)を経て現在、千葉大学真菌医学研究センター准教授。 生活環境のカビ、とくにヒトに病原性のあるカビを専門に研究している。身の回りのカビの危険性について、「世界一受けたい授業」、「林修の今でしょ講座」など多くのテレビ番組、雑誌などで解説している。

梅雨時期には、とくにカビが繁殖しやすいのでより掃除に力を入れるのが賢明ですね。カビを目にしたら、なるべく早くカビ取り剤使って掃除をしましょう。毎日使う浴室、私たちの健康にもかかわる空調設備としてのエアコン、どちらも気持ちよく使えるようにメンテナンスをしていきたいですね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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