70代以降でも、ちょっとした生活習慣の見直しで改善を目指せる!
特に女性の場合、排尿トラブルは確かに「なかなか人には相談しにくい悩み」なのかもしれません。ですが近年は高齢者の若返りとも相まって、十年前と比べると女性の意識もずいぶん変わってきました。自身の趣味や人生をもっと有意義に楽しむために、排尿トラブルを克服したいと前向きに考える女性がずいぶん増えてきたんですね。
日本大学教授の高橋先生によると、70代以降でも排尿トラブルの改善は可能とのこと。症状に合わせた診療ガイドラインが刊行されるなど医療側の対応も進んでいるので、気になる症状があれば気軽に病院で相談してみましょう。
また医療処置だけではなく、排尿トラブルはちょっとした生活習慣で改善が期待できることも。特に腹圧性の尿漏れは、産後推奨される骨盤底筋体操など筋力維持を行うのが効果的。北欧では、このような体操などの行動療法を重要視しており、産後の保険としてカバーされているくらいです。
夜間の頻尿についても、「夕方のウォーキングで下半身の血流を良くする」「減塩を意識した食生活を心がける」「夕食・入浴を睡眠の3時間前までに済ませる」など、正しい生活習慣を続けることで症状を和らげることができます。またなるべく下半身を冷やさないよう気を付けたり、適度なダイエットも効果的。
また再発性細菌性膀胱炎に対する研究成果があるクランベリーや、抗菌・抗酸化作用があるプロポリスなどの尿漏れ成分も有効なので、それらを一緒に摂れるサプリメントを試してみるのもよさそうですね。
実は妊娠や出産と関連していることが多い、女性の排尿悩み。誰にでも起こり得るトラブルでなので、引け目を感じることなく友人や家族間で共有するなど、相談しやすい空気を作ることが大事です。
また完治は難しいかもしれませんが、歳を取ってからでも規則正しく健康的な日常生活を心がけることで改善は可能! 人生100年時代、排尿トラブルを抱えながら消極的に生きていくのはあまりにも勿体ない話ですよね。
前向きでアクティブな人生を目指すためにも、まずは排尿トラブルと向き合う勇気ある第一歩を踏み出してみませんか。
文/iori
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