傘は汚れが気になったらスポンジで洗える。大事なのは水分を残さないこと
傘を使ったあとは、水気をしっかりと取って、日陰に干しておきます。でも、もし汚れが気になるようだったら、月に1回ほど、スポンジで洗ってお手入れをするとすっきりします。
詳しく書いたのでむずかしく見えるかもしれませんが、傘のお手入れの基本は「洗う→すすぐ→しっかり水分を取る」です。
まずは傘を洗うために必要な道具を用意しましょう。スポンジ、中性洗剤、タオルです。防水スプレーや食用油もあると安心。スポンジはもしあれば2つ用意しておくと作業が進めやすくなります。
シャワーを使うとすすぎやすいので、浴室または庭での作業がおすすめです。
傘のお手入れ方法
1.液をつくる
まずは容器に水を張り、中性洗剤を混ぜます。
衣類用の中性洗剤を用意してください。中性洗剤は軽い汚れを落とすのに適した洗剤。繊維に影響する成分が含まれていないため、デリケートな素材にも使えます。
たとえば「ホームクリーニングエマール おしゃれ着用洗剤(花王)」「アクロン おしゃれ着用洗剤(ライオン)」などです。他のメーカーからもいろいろ出ているので、表示を確認して用意してください。
2.スポンジで洗う
さて、薄めた中性洗剤をスポンジの1つに含ませます。水2Lに対して5mlほどが目安です。計量が大変だと思ったら、お水を張って、そこにほんの少し垂らす程度で大丈夫。
傘を広げ、内側部分をこすります。次に、外側の生地もポンポンとたたくように洗っていきます。このとき、もう1つの乾いたスポンジで、内側から布を支えると作業しやすくなります。特に折りすじ部分に汚れがたまりやすいので丁寧に洗いましょう。
3.よく流す
シャワーを使ってしっかりと洗剤を落とします。洗剤が残ったままだと、撥水性の低下やシミにつながる恐れがあるので注意。
4.しっかりと拭く
乾いたタオルで水分をしっかりと拭き取ります。傘の骨までしっかりと水気を取りましょう。骨が錆びると、生地が傷む原因になります。
5.日陰で乾かす
柄の部分を上にしてベランダの手すりなどにかけて、日陰で干します。内側にしっかりと風を通して、骨の先端の水分も完全になくなるまで乾燥させます。
6.仕上げをする
もし道具があれば、仕上げもしましょう。外側の生地に防水スプレーをかけておきます。また、内側で骨の集まっている部分に食用油を塗ります。すると錆の防止になります。
レインコートは使うたびに洗うのが正解。洗濯機でOK!
レインコートはどれくらいの頻度で洗っていますか? 実は、使うたびに洗ったほうがいいとされています。必要な道具は、洗濯ネット、衣類用中性洗剤、タオルです。ただし、PVC、シリコンコーティングの場合は洗えないため注意してください。
レインウエアのお手入れ法
1.形を整える
洗う前に、フードをきちんと出し、ファスナーやボタンをすべてしめておきます。そして、洗濯ネットに入れます。
2.洗濯機で洗う
衣類用中性洗剤を使って洗濯をします。洗濯機の設定におまかせはできません。すすぎやいつもの洗濯の2倍を目安に。また、脱水は禁止です。
3.タオルで拭く
洗い終えたら、タオルで水気を拭き取ります。ただし、ものによっては乾燥機を使用できるものもあります。洗濯表示をよく確認しましょう。
4.ハンガーにかけておく
タオルで水気を拭いたあとは、すぐに畳んでしまわず、ハンガーにかけておきましょう。型崩れを防げます。
5.仕上げをする
道具があれば仕上げをしましょう。撥水加工の低下を感じたときは、撥水スプレーをかけておきます。また、あて布をしてアイロンをかけるという方法もあります。
雨具のように、頻繁には使わないもののお手入れは後回しにしがちです。やり方を忘れてしまったり、道具が足りないのが原因です。記事内で紹介した写真のように、自分がわかりやすいまとめ方で記録しておくと、調べる時間もなくなり、すぐに取りかかれますよ。
気に入った雨具を長く使えるように、使った後の少しのお手入れ、やってみてくださいね。
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