雨具のお手入れ方法|レインコートはその都度、傘は月に1度のお手入れで長く使おう

ライフスタイル

2020.06.22

梅雨ならではの、ぐずぐずしたお天気が続いていますね。少しでも気分を明るくするために、お気に入りの雨具を用意している方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、そんな雨具を大事に使うためのお手入れ方法をご紹介します。
教えてくれたのは、無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さん。

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傘は汚れが気になったらスポンジで洗える。大事なのは水分を残さないこと

傘を使ったあとは、水気をしっかりと取って、日陰に干しておきます。でも、もし汚れが気になるようだったら、月に1回ほど、スポンジで洗ってお手入れをするとすっきりします。

詳しく書いたのでむずかしく見えるかもしれませんが、傘のお手入れの基本は「洗う→すすぐ→しっかり水分を取る」です。

まずは傘を洗うために必要な道具を用意しましょう。スポンジ、中性洗剤、タオルです。防水スプレーや食用油もあると安心。スポンジはもしあれば2つ用意しておくと作業が進めやすくなります。

シャワーを使うとすすぎやすいので、浴室または庭での作業がおすすめです。

傘のお手入れ方法

1.液をつくる

まずは容器に水を張り、中性洗剤を混ぜます。

衣類用の中性洗剤を用意してください。中性洗剤は軽い汚れを落とすのに適した洗剤。繊維に影響する成分が含まれていないため、デリケートな素材にも使えます。

たとえば「ホームクリーニングエマール おしゃれ着用洗剤(花王)」「アクロン おしゃれ着用洗剤(ライオン)」などです。他のメーカーからもいろいろ出ているので、表示を確認して用意してください。

2.スポンジで洗う

さて、薄めた中性洗剤をスポンジの1つに含ませます。水2Lに対して5mlほどが目安です。計量が大変だと思ったら、お水を張って、そこにほんの少し垂らす程度で大丈夫。

傘を広げ、内側部分をこすります。次に、外側の生地もポンポンとたたくように洗っていきます。このとき、もう1つの乾いたスポンジで、内側から布を支えると作業しやすくなります。特に折りすじ部分に汚れがたまりやすいので丁寧に洗いましょう。

3.よく流す

シャワーを使ってしっかりと洗剤を落とします。洗剤が残ったままだと、撥水性の低下やシミにつながる恐れがあるので注意。

4.しっかりと拭く

乾いたタオルで水分をしっかりと拭き取ります。傘の骨までしっかりと水気を取りましょう。骨が錆びると、生地が傷む原因になります。

5.日陰で乾かす

柄の部分を上にしてベランダの手すりなどにかけて、日陰で干します。内側にしっかりと風を通して、骨の先端の水分も完全になくなるまで乾燥させます。

6.仕上げをする

もし道具があれば、仕上げもしましょう。外側の生地に防水スプレーをかけておきます。また、内側で骨の集まっている部分に食用油を塗ります。すると錆の防止になります。

レインコートは使うたびに洗うのが正解。洗濯機でOK!

レインコートはどれくらいの頻度で洗っていますか? 実は、使うたびに洗ったほうがいいとされています。必要な道具は、洗濯ネット、衣類用中性洗剤、タオルです。ただし、PVC、シリコンコーティングの場合は洗えないため注意してください。

レインウエアのお手入れ法

1.形を整える

洗う前に、フードをきちんと出し、ファスナーやボタンをすべてしめておきます。そして、洗濯ネットに入れます。

2.洗濯機で洗う

衣類用中性洗剤を使って洗濯をします。洗濯機の設定におまかせはできません。すすぎやいつもの洗濯の2倍を目安に。また、脱水は禁止です。

3.タオルで拭く

洗い終えたら、タオルで水気を拭き取ります。ただし、ものによっては乾燥機を使用できるものもあります。洗濯表示をよく確認しましょう。

4.ハンガーにかけておく

タオルで水気を拭いたあとは、すぐに畳んでしまわず、ハンガーにかけておきましょう。型崩れを防げます。

5.仕上げをする

道具があれば仕上げをしましょう。撥水加工の低下を感じたときは、撥水スプレーをかけておきます。また、あて布をしてアイロンをかけるという方法もあります。

雨具のように、頻繁には使わないもののお手入れは後回しにしがちです。やり方を忘れてしまったり、道具が足りないのが原因です。記事内で紹介した写真のように、自分がわかりやすいまとめ方で記録しておくと、調べる時間もなくなり、すぐに取りかかれますよ。

気に入った雨具を長く使えるように、使った後の少しのお手入れ、やってみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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