スーッとした清涼感がハッカ油の魅力
ハッカとミント、じつは同じだと知っていますか? 日本語では薄荷(ハッカ)、英語ではMint(ミント)と表記するシソ科の植物です。
そのハッカ草を乾燥させて蒸気蒸留して抽出したものが、「ハッカ油」。スーッとした清涼感が特徴で、紀元前からさまざまな使い方がされています。現在も、シップや歯磨き粉などの香りとしておなじみですね。
「和種ハッカの主成分、l-メントールが、スーッとする清涼感のもと。お客様はいろいろな使い方をされていて、私たちのほうがお客様に使い方を教えていただいてる状態なんですよ」
そう話すのは、株式会社北見ハッカ通商の井家春一さん。ミントグリーンのキャップでおなじみの同社のハッカ油は、現在注文が殺到中。例年の3倍以上、ときには7倍近くの数を製造して、全国の販売店へ届けているといいます。
ハッカ油人気沸騰の理由は、マスクにシュッとひと拭きすると、すっきり爽快に感じるから! では、具体的にはどのようにすればよいのでしょうか? 今回は、スプレータイプの使い方を教えてもらいます。
マスクに付けるときは、“顎にかかる部分の外側”にシュッ!がおすすめ
マスクにハッカ油をつけるときは
① マスクを外して、外側を上にしておく
② 顎にかかる部分にスプレーでシュッとワンプッシュする
③ マスクをつける
ポイントは、「皮膚に触れないところにスプレーすること」と井家さん。顎の近くの外側なら、目や鼻、皮膚の刺激になりにくく、ほどよい香りを楽しめるとのこと。マイルドに楽しみたいときは、爪楊枝を使ってハッカ油原液を同じ場所に2、3滴つけるのもおすすめだそうです。
「化粧用コットンにハッカ油をひと吹きして、マスクといっしょにジップ付き密閉袋に入れるのもいいですよ。持ち歩くことができますし、密閉袋に入れることで香りが長もちします」(井家さん)
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