ワンストップ特例制度でふるさと納税をした場合
まず、「ワンストップ特例制度」を利用した場合の確認方法について確認してみましょう。
ワンストップ特例制度を利用した場合、ふるさと納税の控除は全額「住民税」から行われるため、「住民税決定通知書」を確認するだけで、しっかりと控除が行われたかをかんたんに確認することができます。
住民税決定通知書の左下にある「摘要」という欄を確認します。
摘要の欄に「寄付金税額控除 市民税●円 県民税●円」という記載を確認する 控除されている市民税と都民税の合計金額が「寄附金額-2,000円」となっていることを確認する
上記が確認できれば「控除がしっかりと行われていて、自己負担2,000円で済んだ」ということがわかります。出典:www.atpress.ne.jp
「ふるさと納税ガイド」によれば、上記の通り、住民税決定通知書の左下にある「摘要」という欄に「寄付金税額控除 市民税●円 県民税●円」という記載があることを確認し、「控除されている市民税と都民税の合計金額が「寄附金額-2,000円」となっていることを確認する 」ことで確認できます。
ふるさと納税を利用し、確定申告をした場合
次に、ふるさと納税を利用した上で「確定申告」をした場合の確認方法について確認してみましょう。
確定申告した場合、ふるさと納税の控除は「住民税」と「所得税」のどちらからも行われます(総額は変わりません)。しっかりと控除が行われ、自己負担2,000円に収まっているかどうかを確認するためには、「住民税決定通知書」に加えて「昨年の確定申告書の控え」を用意する必要があります。
確認の手順は次のとおりです。
確定申告書の「課税される所得金額」の金額が当てはまる「所得税率」を国税庁のHPから確認する(例:課税される所得金額が400万円の場合、所得税率は20%)
(寄附金額-2,000円)×所得税率×1.021(特別復興所得税)を計算する (この金額が「ふるさと納税の控除が所得税から行われている金額」となる。)
次に、住民税決定通知書の左下にある「摘要」という欄を確認します。
摘要の欄に「寄付金税額控除 市民税●円 県民税●円」という記載を確認する
控除されている市民税と都民税の合計金額を計算する (この金額が「ふるさと納税の控除が住民税から行われている金額」となる。)②と⑤の合計額が「寄附金額-2,000円」となっていることを確認する 上記が確認できれば「控除がしっかりと行われていて、自己負担2,000円で済んだ」ということがわかります。出典:furu-sato.com
「ふるさと納税ガイド」によれば、確定申告をした場合は、ワンストップ制度を利用した時は違い、「住民税」と「所得税」のどちらからも控除があるため、住民税の控除額と所得税の控除額の両方を確認することが必要になります。
わが家の場合で調べてみた!
わが家の場合は、ふるさと納税の控除については、毎年1回は必ず調べるようにしていますよ。
「ふるさと納税ガイド」によれば、ふるさと納税の控除が上記の方法で確認できるとのことでしたが、東京都在住、毎年ふるさと納税の確定申告をしているのわが家の場合は、上記の方法では確認できません。
わが家の場合はですが、まず「摘要」欄に「寄付金税額控除 市民税●円 県民税●円」という記載はありません。
しかし、東京都民のため「特別区民税」の「税額控除額」と「都民税」の「税額控除額」を足し、所得税で控除された分をさらに加算することでふるさと納税の控除額を確認できています。
もし、上記の方法で控除額が分からなかったらわが家の方法も参考にしてみてくださいね。
ふるさと納税は利用したことがあるけど、きちん控除されているかまでは調べたことがなかった…という方も、上記のように控除額の調べ方を知っていると毎年簡単に確認することができてとても便利ですよ。
せっかくのふるさと納税なのに、手違いがあっては損をしてしまいます。
万が一、きちんと控除されていない時は、自分の居住地の税務署に確認して原因を調べてもらいましょう!
文/あき(2年間で350万貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ)
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