ステイホームによって、“夫婦の家事分担”はどう変化した?
ゆとりうむプロジェクトでは、20年7月に全国20歳~49歳の既婚有職女性400人を対象に調査を実施しました。
「あなたは、#Stay Homeを経験して、家族間での家事分担の必要性を感じましたか」と質問をしたところ、「強く必要性を感じた」「必要性を感じた」と、必要性を感じている人の合計が、54.1%という結果に。過半数以上の人が、自粛期間をきっかけに家族間での家事分担の必要性を感じていることがわかりました。
しかし、必要性を感じているにもかかわらず「新型コロナウイルスによる緊急事態宣言解除以降の家事分担について、自粛期間の前と比べて夫婦の協力する機会について変化がありましたか」という質問には、「変わらない」という回答が60.3%でした。この調査結果から、「必要性を感じてはいるが、行動に移せていない」という夫婦が多いことがわかりますね。
緊急事態宣言の解除後、心に生じた変化とは?
「緊急事態宣言解除後、あなたの心理的変化に最も近いものをお答えください」という質問には、「心のゆとりがほしい」が29.0%。「時間的ゆとりがほしい」が28.5%。合計すると57.5%の人が、時間や心のゆとりを求めるという結果に。
また、「新型コロナウイルスの流行を受けて、あなたの家族関係は変化しましたか。(回答は1つ)」という質問に対しては、「家族との絆が深まった」と答えた人は28.3%。
一方、「家族の仲が悪くなった」と答えたのは5.8%。「特に変わらない」と答えたのは62.5%でした。
家族との絆が深まったと答えた人の中で、夫婦で家事分担をするためにしている対策を聞いたところ、「家事の役割分担、振り分けを徹底した」という人が45.9%。「家事シェアボードを使っている」が32.4%。「密な会話を心がけている」という人が32.4%という結果となり、絆が深まった家族は家事分担やコミュニケーションを工夫して徹底していることがわかりました。
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