考える・迷う・悩む時間を貯めれば、素敵な1日が作れる。
私たちの生活の中には、たくさんの「ええと……」があります。それは、こんなときに生まれる“心の声”です。
- 今から何をするのか考える
- やりたいこと、ややるべきことがたくさんあって迷う
- 何を優先すればいいか悩む
「考える・迷う・悩む」という行動は、時間泥棒です。無意識のうちに、自由時間が奪われています。
逆にいうと「ええと……」と思う時間をなくし、その分の時間を貯めることができたら、自分のための時間が作れるのです。
雨の日の過ごし方をあらかじめ決めておこう
梅雨ほどではありませんが、秋の雨もいやなものです。
暗くて寒くて、気分もどんよりしてしまいますよね。そんな雨の日を楽しい日に変えるためには、あらかじめ「過ごし方」を決めておくのがおすすめです。
過ごし方は1つではなく、たくさんのレパートリーを持っておきます。最低でも3個。5個以上あると素敵です。そして、レストランでメニューの中から料理を選ぶように、過ごし方を選んでいきます。
選択肢が多すぎると、迷い悩む時間が生まれます。ほどよい数の選択肢だったら「ええと……」と思う時間はなくなります。
それでは、私の雨の日の過ごし方レパートリーを5つご紹介しましょう。
私の雨の日① 縫いものを楽しむ
1つ目は、縫いものを楽しむことです。
働いている方、子どもがいる方。ライフスタイルによっては、ものづくりの時間を捻出するのはとても難しいと思います。私もそうでした。
今は、工程をいくつかに分けて、雨の日ごとに少しずつ進めるようになりました。たとえば、私は簡単な布小物を作るのが好きです。1日目は、デザインを考えながら設計図を書く。2日目は、そのとおりに布を裁断する。3日目は、実際に縫っていく。
こんなふうに工程を分けます。もちろん、気分が乗っていれば、次の雨の日を待たず、そのまま先に進めても構いません。「雨の日にやりはじめる」という儀式を持っておくことで、継続して取り組みやすくするのが狙いです。
私の雨の日② 映画を観ながら手を動かす
2つ目は、映画を観ながら手を動かすことです。
日中、一人の時間が持てる方にしかできない、少し贅沢な時間の使い方です。実は、今の私にはできません。
用意するものは2つ。いつもより少しだけ高めのおやつと、レンタル映画。目と頭は映画に集中しながらも、手は動かします。そしてたまにおやつをつまみます。
おすすめの作業は、ウエス作り。古くなったタオルに切り込みを入れて、裂いていくアイテムです。さまざまな掃除に、使い捨てで活用できます。いんげんの筋取りや、もやしの根取りといった作業もいいですね。
手を見なくても無意識にできるものがおすすめです。
私の雨の日③ あえて散歩に出る
雨の日、買いものに出るのが億劫になることはありませんか。
面倒に感じるものは、目的を別なものにすり替えるのがおすすめです。たとえば、あえて散歩に出るということ。そして、「普段とは違う景色を探す」「雨の音を感じる」といった目的を作ると「頑張って行ってみようかな」と思えます。
また、不快感を取り除くのも大切です。雨の日に重い荷物を持って変えるのは大変。雨の日の買いものは、特に理由がなければ一日分だけに留める。それだけでぐっと楽になります。
私の雨の日④ レシピノートをつくる
雨の日は、書きものにも適しています。
たとえば、レシピノート。何度も作ってみて、これからも作り続けたいレシピを書き写してみるのはどうでしょうか。きちんと読み込みながら手を動かすと、記憶に残りやすくなります。また、自分が見やすい書き方にすると、見返すときに考えたり悩んだりする時間もなくなります。
【しっかり書いていくのは面倒だな、という人は、簡易的に作れる「プレレシピノート」もおすすめです。】
私の雨の日⑤ 午後に雨が上がったら窓掃除をする
最後に、午後に雨が上がったときの過ごし方です。ベランダや玄関を出て、外側から窓を拭いてみませんか。雨の湿気で汚れがゆるむので、普通に掃除をするよりも楽にきれいになります。
雨が降っているとき、やんだとき。天気に合わせた家事計画を決めると楽しいですよ。
いかがでしたか? 雨の日の過ごし方のレパートリーをいくつか持っておけば、レストランで料理を選ぶように、気分に合わせて選ぶ楽しさが増えます。憂鬱な雨の日も、きっと充実した一日に変わるはずですよ。
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