ぺットとの暮らしのメリット1:健康度が向上する
ぺットとの暮らしと私たち人間の健康に関しては、さまざまな国と機関で長年研究されています。
その中でも有名なスウェーデンでの12年間にわたる研究結果では、犬を飼っている人はそうでない人と比べて、どんな原因であれ死亡率が21%低かったとされています。
「同居家族がいるひとよりも一人暮らしのひとにとってより効果的だったことは印象深く、犬を飼うことは飼い主の心臓の健康にとても重要だと考えられる」と発表したのです。
The studies,published in the journal Circulation: Cardiovascular Quality and Outcomes,suggest that dog ownershipis linked to a 21% reduction in the riskof death — over the 12-year period studied — for people with heart disease. Those studies complement a body of literature linking dogs to good health.
何が死亡率の低下に繋がっているのかについてもさまざまな研究が進められていますが、犬を飼うことで幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが多く出ること、散歩などで飼い主の運動量が増えることが挙げられています。
さらには血圧とコレステロール値が下がるという研究結果を発表した機関もあり、ペットと人間の健康についての関係性についてはこれからも目が離せません。
ペットとは違いますが、近年では病院や介護施設で動物を用いたセラピー活動を行うところもありますから、動物が人間の健康度を向上させてくれるというのは納得ができますね。
ペットとの暮らしのメリット2:ストレス軽減
先ほども書いたように、動物と触れ合うことによってオキシトシンが多く分泌されます。
それにより、脳の疲労感を軽減させて精神を安定させるという科学的な研究結果もでていて、動物による癒しの力はとても計り知れないのです。
私も犬と猫の飼育経験がありますが、疲れて帰ってきてもペットたちの顔を見て頭を撫でるだけで憂鬱な気分が晴れるのをいつも感じていました。
しかし元々動物があまり好きではない人や世話をするのが苦手な方にとっては、動物との暮らし自体がストレスになってしまうこともあるかもしれません。
ペットを飼う際にはご自身のことはもちろん、同居するご家族などとも相談してから検討してくださいね。
ペットとの暮らしのメリット3:他者とのコミュニケーションが増える
私が普段の活動でお話を伺っている中でとても多いのが「子どもが大きくなり家族同士のコミュニケーションが減ってしまったが、動物を飼い始めてからはまた接する機会が増えた」という経験談です。
近年、“オフィス犬”と呼ばれる、会社で飼われる犬が増えてきているのですが、それも先ほど書いた健康度の向上のほかに「社員同士のコミュニケーションを増やす」という目的があるケースが多いのです。
犬や猫を介して他者とのコミュニケーションが増えたということに関しても、さまざまな機関で研究が続けられています。
言葉が話せない動物の気持ちを汲み取ろうとする人間の努力が、そういった面で功を奏すのかもしれませんね。
動物を飼ってみないと経験できないこともたくさんある
ペットとの暮らしが与えるメリットについてお話してきましたが、“動物を飼う”ということは命を背負う責任を伴いますから決して楽しいことだけではありません。
お金がかかったり、制限されてしまうことが増えたり、デメリットだってたくさんあります。
しかし動物を飼ってみないと経験できないこともたくさんあり、私は「動物との暮らしを選んで良かった」と心から思っています。
じっくり検討して、動物との暮らしを楽しんでくださいね。
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