感染予防対策で約2人1人が、帰宅後すぐに着替えるように
ユニクロが在宅勤務経験が1か月以上ある400名の男女を対象に行った「ニューノーマル時代の部屋着に関する調査」によると、以前より「部屋着で過ごす時間が増加している」ことが判明。 また、「コロナ感染予防対策として、外から帰ってきてすぐに着替えるようになったか」についても調査したところ、 約2人に1人は帰宅後すぐに着替えていることが分かりました。「家にウイルスを持ち込みたくない」といった意見もあり、 衛生面を気にして部屋着に早く着替えている方もいるようです。
部屋着にまつわる”失敗あるある”第1位は?
リラックスした部屋着で過ごす時間が増えたことで経験した失敗についても調査。すると第3位は「着古した部屋着を見られて恥ずかしかった」、第2位は「急な来客があり焦って着替えた」、そして「宅配便が来たときにひどい服装で出てしまった」ことが第1位に……。
どれも部屋着を人に見られて恥ずかしいという思いが現れていますね。今は在宅ワークの他に宅配の方が急に来ることや、子どものオンラインの習い事で保護者が話を聞く機会もあるなど、自宅にいても人の目にふれる機会は意外とあるもの。そんな場合にも対応できる、清潔感やおしゃれさ、トレンド感のある部屋着が必要なのかもしれません。
部屋着を選ぶ際はだらしなく見えないデザインやトレンド、質の良さを考慮
では、部屋着を選ぶ際にはどんなポイントを考えて購入するといいのでしょうか? 外には着ることができない、使い古したTシャツやジャージでは失敗することもありそうですね……。文化学園大学服装学部・大学院生活環境学研究科教授、佐藤真理子先生におしえていただきました。
「日本では “内と外”を分けて考える意識が強く、昭和のはじめには、仕事から帰ってきたらまず和服に着替えるなど、 社会的役割を示す外着を脱ぎ、解放されてくつろぐ、といった習慣がありました。和服が洋服に代わってからも、これまでの部屋着は、誰の目も気にせず、ただくつろぐ、ごろごろする、といった際に着るという位置づけでした。しかし、コロナ禍に伴うテレワークの普及、宅配の多用等により、他者の視線が家の中にも入ってくるようになりました。調査結果の失敗例からも、 これからの部屋着には、楽に着られることはもちろん、だらしなく見えないデザイン性やトレンド性、質の良さが求められると考えられます。 」
リラックスモードのスイッチとして、部屋着を有効活用
「衣服には、外環境におけるさまざまな汚れから身を守り、また、皮膚由来の汗や皮脂、汚れを吸収するという役割があります。 身体を清潔に保つのに、着替えは重要です。また、着替えには“生活リズムを整える”、“気分転換”、“オンオフの切り替え”等の効果もあります。部屋着の着用理由として「リラックス」が圧倒的に多いことからも、多くの方がリラックスモードのスイッチとして、部屋着を有効に活用されていると考えられます。」
部屋着は多機能とデザイン性で選ぶ
「おうち時間が増えたことで、自分の身体をより意識するようになり、心地よくストレスの少ない環境づくりに関心が向いています。部屋着に求める性能も、肌触りや温熱的快適性はもちろんのこと、洗えて手入れが簡単、動きやすい、 ストレッチ性に優れるなど、多機能に変化しています。特に、仕事や家事、ヨガ、筋トレなど、自宅で行う活動の種類が増え、さまざまな動きに対応できる素材・デザインが必要とされます。在宅勤務の場合、ローテーブルで床に座って仕事をされる方も多く、椅子の場合より、お腹まわりにゆとりのある部屋着を選ぶと良いですね。」
ユニクロには「UNIQLO at HOME」売り場が登場
今までなら「まだ着れるから」という理由で選んでいた部屋着も、今度からはデザイン性などを考慮して選んでいきたいですね! 今年ユニクロ店舗では、ラウンジウエアやパジャマ、ルームシューズ、寝具などを取りそろえた「UNIQLO at HOME」コーナーを展開中。自宅で快適に過ごす、オシャレなウエアやアイテムが手頃な価格で揃っているようです。
また2017年にオンライン限定商品として登場以来、完売が相次ぐなど大きな反響があった 「ヒートテック毛布」もユニクロ全店舗で発売中。ウエアの他に、自宅で暖かく過ごせるアイテムにも注目です。おうち時間を快適に過ごせるさまざまなアイテムをぜひ体感してみては?
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