ローリエとローレルは同じもの
ローリエはローレルという名前でもあり、ベイリーフとも呼ばれています。
S&Bさんやハウス食品さんから出てる乾燥ハーブを使ったことのある方も多いかもしれませんね。
和名を月桂樹といい、常緑種なので、冬でも元気なハーブです。
農場にあるローリエは2メートル以上の立派な樹木ですが、直径12センチくらいのプランターでご自宅の空きスペースなどで育てられるハーブです。
私が勤めるポタジェガーデンが販売しているハーブはすべてフレッシュ、生のハーブなのでローリエももちろん生のフレッシュハーブです。
ここでドライハーブとフレッシュハーブの違いをざっくりお伝えするとなんといっても香りは圧倒的にフレッシュが勝ります。
生ハーブの香りに包まれるキッチンはまるでビストロの厨房のよう。
ハーブは香りが命ですから、お料理に使うならフレッシュが絶対におススメです。一方で、ドライハーブの良い点は、保存がきくこと。
乾燥ローリエの賞味期限は約1年くらいですし、ドライハーブが使われているマジックソルトなどのハーブ調味料も便利です。ドライハーブは手軽で使いやすいことが利点です。
ホームセンターに行けば、ローリエの苗は売ってますし、ポタジェガーデンからのローリエ出荷数も最近増えているのも真実。ですがまだまだドライローリエの浸透率には叶いませんので、今回は乾燥ローリエを使ったお料理テクニックを3点お伝えしたいと思います。
スパゲッティを茹でる時はローリエとともに
スパゲッティを茹でるときにローリエも一緒に鍋へ。
びっくりするほど香りがよくなります!
ローリエで茹でるパスタ
<材料>(2人分)
水:2,000ml
ローリエ:1枚
スパゲッティ乾麺:200g
塩:20g
オリーブオイル:大さじ1
<作り方>
- ローリエは5mmほどの切込みを2か所入れます。
- 鍋に2000mlの水、塩20g、ローリエを1枚入れます。
- 沸騰したら、スパゲッティ乾麺200gを入れて茹でます。その際、ローリエもそのままいれっぱなしです。
- 茹で上がったら、スパゲッティとローリエをザルに移し、お湯を切ります。
- 大さじ1のオリーブオイルをスパゲッティになじませ、お好みのパスタソースをかけたら出来上がり♪
<お料理メモ>
- 卵、ジャガイモ、ブロッコリ、アスパラガスなどを茹でるときもローリエを1枚入れると香りがよくなります。
- 電子レンジで野菜蒸しなどの際、保存容器にローリエを入れるのもありです。
マリネに入れると香りが引き立つ!
たっぷりお野菜を食べたいときのしゃきしゃき野菜のハーブマリネ
<材料>(2人分)
きゅうり:1本
人参:2分の1本
大根:5分の1本
ローリエ:1枚
カンタン酢:150ml
オリーブオイル:小さじ1
(用意するもの:ジップロックなどの保存ビニール袋)
<作り方>
- ローリエは5mmほどの切込みを2か所入れます。
- きゅうり、人参、大根を千切りにします。
- ジップロックやビニール袋などに②とローリエ、カンタン酢、オリーブオイルを入れて軽く手で揉んで味をなじませ30分ほど寝かせたら出来上がり♪
<お料理メモ>
- パンチが欲しいときは塩を小さじ1追加します。
- オリーブオイルを胡麻油に代えて、昆布や鰹節などを加えると和風の仕上がりになります
とにかく煮込み料理にはぜったい入れて!
我が家はお鍋や深めフライパンで肉、魚、野菜、ソースなどコトコト煮込むときはローリエを必ず入れます。
臭み消しはもちろんのこと、風味を格段にあげてくれるローリエはオリーブオイル・塩に並ぶマストアイテムです。
カレーライス、シチュー、ポトフ、スープ、トマト煮、ブイヤベースとにかくコトコト煮にはローリエがあるのとないのとでは大違いなんです。
ローリエでコトコト豚バラ肉のトマト煮
<材料>(作りやすい量)
豚バラ肉:200g
玉ねぎ:1個
にんにく:1片
セロリ:2分の1本
しめじ:1パック
トマト缶:1個
ローリエ:2枚
塩胡椒:適量
オリーブオイル:適量
<作り方>
- 豚バラ肉は食べやすい大きさに切り、玉ねぎ・にんにく・セロリは千切りにします。
- 鍋にオリーブオイルを引き、玉ねぎ・にんにく・セロリ・ローリエを炒めます。
- 野菜に火が通ったら、豚バラ肉としめじを入れて炒めます。
- 豚バラ肉に火が通ったら、トマト缶を入れて15分ほど煮込みます。
- 塩胡椒で味を調整したら出来上がり
<お料理メモ>
・ローリエは調理時間1時間くらいがほどよく仕上がりますので、弱火でコトコト1時間以上煮る場合は途中で鍋からローリエを出します
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。