マスクは最強の小道具です
「顔の半分を覆い隠してしまうマスクのせいで、メイクなんてやっても無駄と言う声をよく聞きます」と言う、ざわちんさん。
さらに、そんな人たちが、久しぶりにいつも通りのメイクをして、マスクをつけて見ると……なぜか違和感が。その理由について、ざわちんさんに伺うと
「それは、メイクがマスク用になっていないから。今までと同じメイクでマスクをつけると、印象が全然変わってしまうんです。でも、マスクとの付き合いが誰よりも長い私だからこそ、断言します。マスクは女性の顔を魅力的に見せてくれる、最強の小道具なんです! マスクを上手に使えば、簡単なメイクで目元ぱっちり、若返り、美肌、好感度アップまで全部叶えることができますよ」(ざわちん)
早速、ざわちんさんに「大人のマスクメイク」教えていただきました!
見慣れた普段用マスクメイク
どうせマスクをしたら隠れてしまうし、ファンデーションはマスクにつくからあえてしない。髪も面倒だから、パッと簡単に結ぶだけという、今までの私たちの姿です。
さて、これがざわちんさんのメイクテクニックで、どこまで変身できるのでしょうか?
大切なのは「目元の立体感」ステップ1は「ノーズシャドウ」
「マスクメイクで大事なポイントは、目元の立体感です。そのために必要なテクニックはたった3つだけ。1つずつ説明していきます」(ざわちん)
ステップ1は「ノーズシャドウ」
「マスクメイクの場合、ノーズシャドウは『目元』に入れるのが基本。瞳の中心から目頭まで、眉毛と目の間の三角形の部分に、濃いめのブラウン(アイシャドー、アイブロウどちらでも可)をのせていきます」(ざわちん)
「普段、ノーズシャドウを入れ慣れている方は、いつもどおり目元からつなげるように、鼻筋にもシャドーを入れがちですが、それはNG。マスクをしていると、彫りがとても深く見えすぎて、かえってきつい印象を与えます」(ざわちん)
ステップ2は「アイブロウ」
「マスクをしていると、その下の表情が見えません。だからこそ、少し微笑んだような顔に見えるようなマスクメイクで、まわりに好印象を与えることができます」(ざわちん)
ステップ2は「アイブロウ(まゆげ)」
「目のアーチと並行になるよう、ゆるやかなラインを描きます。眉頭はチップやブラシを使って、自然なグラデーションになるようにぼかして」(ざわちん)
「目頭より外側から始まる『離れ眉』は、マスクをすると顔全体がボケた印象になります。かといって、普段通りのグラデーションのないパキッとしたラインの眉だと、マスクをするとキツいだけでなく老けた印象になるので、ご注意を」(ざわちん)
ステップ3は「ハイライト」
「簡単マスクメイクの仕上げは、ハイライト。光を上手に取り入れて、目元にに自然な立体感を生み出します」(ざわちん)
「白い点線で囲んだ部分に、指やブラシを使ってパウダーやバーム状のハイライトをのせてください」(ざわちん)
ざわちんマスクメイクで大変身!
実際のマスクメイクのAfterがこちら!
「いかがでしたか? マスクをする時はメイクもマスク用に変えるだけで、手軽に女性らしい印象を作ることができます。マスクをつけることが習慣になった今だからこそ、ぜひメイクもマスク用にアレンジしてください」(ざわちん)
実際にざわちんさんが使っているメイクアイテムや、より詳細はメイクテクニックが知りたい人は、マスク専用のメイク本「品よく可愛いが叶う大人のマスクメイク」(アスコム)で研究してみてくださいね!
●教えてくれたのは:ざわちん さん
1992年8月生まれ。マスクメイクを極めたマスクマイスター、目元メイクに特化した目元メイクスペシャリスト。芸能人ものまねメイクで、メイク界に新ジャンルを確立。300人以上のレパートリーを誇るテクニックを生かした、マスク専用のメイク本「品よく可愛いが叶う大人のマスクメイク」(アスコム、1400円税別)が発売中。Amazonで購入可能です。
『品よく可愛いが叶う大人のマスクメイク』(アスコム)
1400円税別
Text:池田ゆき
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