修繕のハードルが高いのは「準備不足」
家が散らかる原因のひとつは「行き場所のないもの」です。置く場所が決まっていないから仮置きしてしまい、それがどんどん積み重なって散らかってしまいます。
ここでは、行き場所が作りづらい「壊れたもの」を保管・修繕するスペース作りを提案します。
そもそも修繕するのって、どうしてハードルが高いのでしょうか。電池を交換すればいいだけだったり、ちょっと貼り付けたりすればいいだけです。仕事をしていたり、子育て中だったりすると特に経験が多いと思うのですが、たったそれだけなのに、とんでもなく億劫に感じてしまいます。
修繕のハードルが高いのは、実はシンプルな理由です。それは「準備不足」。電池を交換するために必要なものは何でしょう? 電池やドライバーを収納場所から取り出してこなければいけませんよね。電池によってはそもそも家にストックがなかったりすることもあるかもしれません。
壊れたものを直すためには、事前にいろいろなものを取り出したり探したり買ったりしなければいけません。これが面倒くささの理由です。それならば、最初から準備万端にしておけばよいのです。
おうちの中に「修理工場」をつくろう
そこでご提案したいのが、おうちの中に「修理工場」をつくるということです。
修繕作業に必要なもの一式をまとめたものと、壊れたものを入れるスペースに分かれます。必要なものは、100円ショップで買える収納ケースや空き箱が2つだけ。
ただし、2階以上あるおうちは、各階にひとつ「修理工場」を作るのがおすすめです。せっかく修理工場をつくっても、階段の上り下りが挟まると面倒になってしまいます。
「修理工場」にあると便利なもの
修理工場にあると便利なものを紹介します。
1つ目は「ドライバーセット」。ふつうのドライバーセットなら100円ショップでも手に入ります。
2つ目は「電池一式」。よく使う電池を一式用意しておきます。なお、テプラやマスキングテープを使って、モノそのものに「電池ラベル」を作っておくと便利です。
3つ目は「接着剤」。修理工場に常備しておくと、子どものおもちゃや、自分のアクセサリーなどが壊れたときに、さっと直すことができます。また、布用の接着剤があるとさらに便利です。
「おなまえシール・おなまえスタンプ」。子どもの学用品に貼っていたシールが剥がれたり、スタンプが消えてしまったりしたときのために、名前付け用品も一緒に入れておくと便利です。
いかがでしたか? こうした工具や電池類は、専用の置き場所を決めている人も多いと思います。でも、何かが壊れたらすぐに投げ込める場所と、基本的な修繕すべてに対応できる道具がまとまっていると便利です。しかも「壊れたらここに投げ込む」というのを伝えておけば、家族もかんたんに対応できますよ。
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