ヒマさえあればスマホを見てしまう…「プチスマホ断食」がうまくいく、3つのヒント

家のこと

2021.03.15

ちょっとスマホで調べものをするつもりが、いつの間にか長時間に……。そんな経験はありませんか。気になることがあればすぐに調べられ、連絡も密に取れるスマホ。 生活するうえでなくてはならない存在ですが、時間泥棒になりかねない存在でもあります。 無理しない家事で幸せな毎日のアイデアを発信している『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者・三條凛花さんに「プチスマホ断食」をするためのコツを聞きました。

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もくじ

NG!「スマホを見るのをやめる」をゴールにする
「動く作業」をゴールにしてみて
NG!ルールを決めていない
ゆるルールでOK!でもスマホ使用のルールを作って!
NG!スマホ断食をしても「楽しいこと」がない
アプリの力を借りる、ご褒美を作る

NG!「スマホを見るのをやめる」をゴールにする

「プチスマホ断食」がうまくいく、3つのヒント

「動く作業」をゴールにしてみて

もっともシンプルな方法は「動く作業」をゴールにすることです。

どういうことかというと、たとえば、「スマホを充電する」。「充電」という部分がポイントです。「スマホを見るのをやめる」「ネットサーフィンをやめる」ではありません。
ほかにも「とりあえず立つ」というのもおすすめです。ネットサーフィンをだらだら続けてしまうのは、たとえばソファに座っていたり、ベッドでごろごろしているときが多いのではないでしょうか。その環境から抜け出すために、私がよく使うのがこの方法です。「とりあえず立つ」。頭の中で、この行動を強く意識します。
・一瞬で終わる
・具体的な行動
この2点を満たすものであれば、ほかの行動でも構いません。今、だらだら続けているものをやめるより、一瞬で完了できる、具体的なタスクを決めて動くほうが、実はずっとかんたんです。
まずは騙されたと思って、ぜひやってみてください。
 

NG!ルールを決めていない

「プチスマホ断食」がうまくいく、3つのヒント

ゆるルールでOK!でもスマホ使用のルールを作って!

暇なはずなのに時間がない。これは、ほんの数年前までの私の悩みでした。なにかを調べようとスマホを開き、ついそのままだらだら見てしまう。いろいろな情報を見ているうちに、疲れたり、嫌な気持ちになったりして、やる気がでなくなる。
あるいは、ほんの少しスマホゲームをするつもりが、いつまでも終われないことも。部屋は散らかるし、やることは溜まっていく。そういう悪循環に陥っていました。
こうした「だらだらしてしまう」には打開策があります。それは、ルールを決めることです。ルールというと堅苦しく感じられるかもしれませんね。でも、なにも縛りのない状態で生活するより、ずっと過ごしやすくなります。
スマホ断食の観点で言うと、たとえばこんなルールが考えられます。

1.調べものに時間制限をつくる
調べものはもっとも危険なタイミングです。そこで、あらかじめ時間を決めておきます。キッチンタイマーを使うとかんたんです。
2.スマホを使わない固定時間をつくる
○時~○時の間は、通話以外で絶対にスマホを使わない。このようなルールを決めます。
たとえば私は、18~20時の間はスマホ禁止と自分に課しています。この時間は、子どもたちとの夕飯やその後片づけ、洗濯、リビングの片づけ、寝る準備……といった慌ただしい時間。必要以上にスマホを見てしまうと、なにも終わらないまま時間だけが過ぎてしまいます。

ほかにも、あなたの生活やライフスタイルに合わせたルールを思いつく限り考えてみてください。そして、一度決めたルールは、何度でも変えられます。うまくいかない部分を見つけて、少しずつ変更を加えていく。そうすると、自分に合った「ゆるルール」が生まれますよ。

NG!スマホ断食をしても「楽しいこと」がない

「プチスマホ断食」がうまくいく、3つのヒント

アプリの力を借りる、ご褒美を作る

意識してスマホを手放し、ルールを守っても「スマホ依存」になっているときにこの時間はキツイもの。
もちろんずっと「プチスマホ断食」を続けていると生活が豊かになった、集中して家事や仕事に取り組めるようになった……などいいことを実感できるはずですが、それまでの期間に少し期間がある人が多いのではないでしょうか。
このメリットを感じられるまでの間、「プチスマホ断食」をしていて楽しいことやご褒美がないと続かなくなってしまいます。

そこでアプリの力を借りるのも一案です。
たとえば「スマやめ」というアプリ。これは、アプリを起動し、設定した時間の間、スマホを使わないでいると、魚を育てられるというものです。自分だけの水族館を作るように、自分の時間を使って少しずつ海にいろいろな魚を放していけます。

「集中」というアプリもおすすめです。これは、最大5つの時間制限を設定することができます。

なかなかスマホから離れられないときに、とにかくこれらのアプリを「起動させる」ことを目的にしてみてください。始めてみると、不思議と最後までやり遂げたくなります。
逆に言うと、スマホ離れに役立つアプリ以外の通知を切ってしまうのもポイントです。通知音が鳴ると、どうしても気になってしまいませんか?  私は、どうしても必要なもの以外、すべての通知を無しに設定しています。たったこれだけでも、ずいぶんスマホから離れることができました。特に、ダイレクトメールが届きやすいメールアプリは、通知を消して、見る時間を決めるのがおすすめです。

***

現代において、スマホは私たち一人ひとりの「相棒」のような存在です。うまく使えばこれ以上なく役立つ道具だけれど、きちんと約束事を決めて工夫して向き合わないと、時間がどんどん浪費されてしまいます。あなたにぴったりの「ゆるルール」を見つけながら、ぜひスマホ断食に挑戦してみてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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