食べ過ぎてしまう意外な理由って?やせない原因「デブ味覚」の正体とは #40歳からのダイエットの教科書

心と体

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2021.03.28

「結果を出す」トレーナー平田雄士さんが、ダイエットが続かない40代女性に向けて正しいダイエットの基礎知識を指南する連載「40歳からのダイエットの教科書」がスタート。一回目は、知らず知らずのうちに繰り返している【デブ味覚】の解決法について教えてもらいました。

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40代はダイエットの選択ミスに注意!

40代の女性は、ダイエットのために使える時間に限りがあると思います。だからこそ、やるなら結果につながることじゃないと意味がない。勘違いによるダイエットの選択ミスをいかに減らすか、それが結果を出す大事なポイントです。今回は、僕が【デブ味覚】と呼んでいる糖分摂取が引き起こすカロリーオーバーの危険性と解決方法を紹介します。

100mlの清涼飲料水を飲むと、摂取カロリーが82kcal増

清涼飲料水出典:stock.adobe.com

ある研究(出典:Striegel-Moore et al 2006)によると、炭酸ジュース41Kcal(約100ml)飲むと、その後の食事の摂取カロリーが82kcal増えるというデータがあります。これは、栄養不足からくる飢餓感や、炭酸ジュースに含まれる糖分が原因だと考えられます。糖分をとると、口さみしさが残像として残ってしまうため、例えばお昼に清涼飲料水を飲むと、夕食時にボディーブローのようにじわじわと食欲が増してしまい、知らず知らずのうちにカロリーをとりすぎてしまうんです。

飲んでもいいけど、コントロールすることが大事

100mlで摂取カロリーが82kcal増えるとすると、500mlのペットボトル1本飲んだら410kcal!おにぎり約2個分のカロリーです。これを毎日繰り返しているとしたら、どうですか? これが【デブ味覚】の怖さです。この事実を知っているのと知らないのとでは、ダイエットの結果に大きな差がでてくるはず。清涼飲料水を飲んだ後の食事で、“まだお腹が満たされない”と思っても、そこは我慢。【デブ味覚】の危険性を知っていたら、1日の摂取カロリーを上手にコントロールできるはずです。

気をつけたいのがフルーツジュース

ジュース出典:stock.adobe.com

清涼飲料水に限らず、甘いものは後でツケがくる。このことは、是非意識しておいてください。中でも気をつけたいのが、フルーツジュース。果汁100%をうたった市販品のフルーツジュースはヘルシーと思いがちですが、ラベルの表記に注意。まず濃縮還元というのは果物を絞ったジュースを加熱して濃縮し、水分を加えて元の濃度に戻したもの。加熱する時点で、酵素やビタミン、食物繊維などの栄誉素が失われていることが多く、中には砂糖や香料を足しているものもあります。ストレートと表記されているものは、果汁を絞ったジュースをそのまま容器に入れて低温保存したもので栄養素は壊されにくいですが、砂糖や添加物が含まれている場合もあります。

果物の栄養をとるなら、毎日フルーツジュースを飲むのではなく、たまには生で食べたり、ミキサーで絞ってフレッシュジュースを作ったり、工夫するといいでしょう。

取材・文/五十嵐由紀

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

平田雄士

平田雄士

「結果を出す」ボディトレーナー。アリゾナ州立大学運動科学科で運動生理学を学ぶ。在学中よりプロアスリート御用達のトレーニング施設で経験を積み、帰国。豊富な指導経験と実体験、科学や心理学などを用いてエビデンスに基づくオリジナル手法を編み出し、パーソナルトレーナーとして、アスリートや弁護士や外資系コンサルタント、政治家まで累計1000人以上を指導。著書に『見るだけダイエット図鑑』(大和出版)がある。

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