あなたも当てはまっているかも?末端冷え性の原因
体温調節機能がうまく機能せず、慢性的な血行不良になると、末端冷え性になりやすくなります。末端冷え性の原因は、以下のようなことが考えられます。
- 基礎代謝が低い
- 自律神経が乱れている
- ホルモンバランスが乱れている
- 筋肉量が少ない
- 心身ストレスによる影響
- 運動不足
- 生活習慣や生活リズムが乱れている
- 服装(薄着、露出多め、きつい下着)
- 過度な食事制限ダイエット
毎日トータル5分で改善!末端冷え性の対策法
短時間で簡単にできる、冷え性の対策法を厳選して4つご紹介します。
すべてを実践してもトータル5分程度で完結するので、忙しい方や面倒くさがりな方にも自信をもっておすすめできる対策法です。
白湯を飲む
白湯は普通の水を10~15分沸騰させただけの、いわゆるお湯ですが、健康・美容効果がとても高い飲み物です。
白湯を飲むことで、内臓から温まって体温が上昇し、全身の血流が良くなります。また、デトックス効果やダイエット効果もあります。
ツボ押し
末端冷え性に効果的な2つのツボをご紹介します。
気持ちいい痛みを感じる程度に親指でギューッと押したり、お灸で温めるといいでしょう。
- 三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から親指を除く指3~4本上の高さにあるツボです。冷え性・生理不順・不妊症など女性のお悩みによく効きます。
- 湧泉(ゆうせん)
足の裏の、足の指を曲げた際にできるくぼみ(第2、第3指の骨の間)にあるツボです。
血行不良やむくみによく効きます。
つま先立ちストレッチ
末端冷え性の改善には、からだのストレッチや筋トレもおすすめです。ここでは、とくに簡単にできる「つま先立ちストレッチ」をご紹介します。
つま先で立つ・戻すを繰り返すことで、ふくらはぎの筋肉や血管が刺激され、血流が良くなる効果が期待できます。
また、ふくらはぎのエクササイズにもなるので、足を細くしたい方にもおすすめです。
<つま先ストレッチのやり方>
(1)転倒しないように、壁に手を添えて立ちます。
(2)かかとを上げてつま先立ちになり、数秒間キープしたらかかとを下ろします。
これを何セットか繰り返します。
寝たままでブラブラ体操
冷え性だけど忙しくて対策法を実践することができない……という方には、「ブラブラ体操」がおすすめです。
仰向けに寝た状態で、天井に向かって真上に両手足を伸ばしてブラブラと1分程度、揺らします。これだけです。からだがリラックスしてほぐれ、全身の血流が良くなります。
寝る前のついでに簡単にできる体操なので、布団の上でふと思い立ったら、手足をブラブラ揺らしましょう。
漢方薬で冷え性体質を見直そう
「セルフケアだけではなかなか冷えが良くならない」「冷えを繰り返さない体質をめざしたい」そんな方には漢方薬がおすすめです。
漢方薬は症状と体質に合ったものを飲むことで、ずっと抱えていた不調に働きかけます。
また、そうした不調の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。自然由来の生薬で構成されている漢方薬なら、からだ全体のバランスをうまく調整し、体質から改善をめざせるでしょう。
冷え性の改善のためにバランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。
さっそく始めてみたいと感じた方のために、以下に末端冷え性に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
<末端冷え性の方におすすめの漢方>
- 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
体力が中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢または下腹部が痛くなりやすい方におすすめ
冷えた手足やからだを内側から温め、血行を良くし、冷えによる痛みをやわらげます。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力が虚弱でで、疲れやすく、貧血傾向の方におすすめ
血を補い、滞った水のめぐりを促すことでむくみを取り去り、冷えを改善します。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく副作用がおこることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
からだを温めて健康&キレイを手に入れましょう
ひどい冷え性を放置すると、たくさんの心身の不調を引き起こしたり、老化を早めたりする一因にもなります。
今回ご紹介した末端冷え性対策法は、どれもすぐ簡単にできるものばかりです。
ぜひ実践してみて、健康で若々しいからだ作りを心がけていきましょう。