捨てたい妻と捨てられない夫
以前、夫がお弁当箱として使っていたタッパーのふたが壊れたことがありました。
ふたは壊れているけれど、容器自体は傷だらけではあるもののまだ使える状態でした。
さっそく新しいものを買ったので、ふたが壊れているほうはすぐに捨てると思いきや、夫は「何かに使えるよ」と言って手放そうとしませんでした。
ふたは壊れていても、容器の方は何かを入れるだけなら問題なく使えそうなので、そう思っちゃいますよね。
人のものを勝手に処分するのは気が引けますし、だからと言ってそのまますべて取っておくと不用品も溜まっていってしまいますね……。
こちらから「何か」を示してみる
「何かに使える」と言っている時点で、本人はその「何か」を思いついていません。
だから「何か」とアバウトな言い方をするのです。
ならば、こちらが一歩先を行き、実際に使ってみましょう!
「とりあえずとっておく」という夫に対して私は「すぐに使ってみせた」のです。
夫は取っておきたいといいながら、結局は使わずにそのまま放置されているモノは、見た目は気にせずとりえず使ってみる。
そうすることで、夫の言い分も聞き入れつつも、こちらのモヤモヤも少しではありますが晴らすことができました。
ちなみに「ここに使ったよ」と報告したときに夫は満足した様子で「ふーん」と言っていました。
「ほら、使い道があったでしょ」とでも言いたげに……。
相手のモノを勝手に捨てて喧嘩になってしまうご夫婦もいると聞きますから、こうして夫婦円満が保たれているのだと考えれば、夫もモノも喜んでくれるでしょう(笑)。
どうしても不要なものは冷却期間を設けてみて
一言に「捨てられない人」と言ってもさまざまなタイプの方がいますが、モノを捨てられない人の中には「心の葛藤や大きな変化、即断即決が苦手」という人が多いです。
すぐに捨てられないのは、現状を維持して心を安定させたいという気持ちの表れなのかもしれません。
ですので、どう考えても使い道がないものには冷却期間を設けてみましょう!
私も夫から「取っておいて」と言われて考え道が思いつかないときは、しばらく経ってから「これ、もう使ってないみたいだから捨ててもいいかな?」と聞いてみることにしています。時間を置くことで、あっさり捨てることを承諾してくれることが多いです。即決が苦手な人にとっては、即決しなければいいのですね。
もちろん、捨てられない人みんながみんなこういう心理だというわけではありません。
だけど、試してみる価値はあると思いますよ!
「何かに使うかもしれない」とモノが捨てられない方や、家族にそのタイプがいるという方は、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
少しでも夫婦でお互いのモヤモヤを晴らすことができますように。