【パパッとカンタンお弁当】 『見た目も栄養も満点!』 重ね煮で時短&簡単 白い野菜のお弁当

料理・グルメ

2021.06.09

自然食研究家でヨガ講師の山田 直です。お子さんやパートナーもしくはご自身用に、お弁当を用意しなければ……でも朝にお弁当と朝ごはんの準備って大変ですよね。

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朝のお弁当作りは時間勝負。出来るだけ手間暇かけずに、だけど栄養も見た目も満足できるものを作りたいですよね。

そのニーズに重ね煮はバッチリ。最強の作り置きと呼ばれる重ね煮は、野菜を切って重ねて塩と一緒に加熱するだけのシンプルなものです。

前日に作って夕飯にも使い、朝はパパッと揚げたりつめるだけ。残りはさらにアレンジしてお昼にも使え、時短料理になる優れもの。これを覚えれば冷凍食品や添加物が減らせて、野菜も美味しく摂れます。

今回もフライパンで簡単に出来る洋風重ね煮野菜の重ね蒸(エチュベ)もお弁当に入れていきます。
旬の野菜の旨味と栄養を逃さずそのまま食べれる目から鱗の調理法。これは僕もはまっています。

初夏の新じゃがや新玉ねぎなど、今が旬の白い彩も食感も楽しめる一品。夕食のおかずにもぴったりです。

茶色いお弁当から、開けて楽しい元気が出るお弁当にリニューアルしていきましょう。

お弁当

夕飯に重ね煮のおかず2品とエチュベを作って、朝はパパッと済ませます。
野菜の明るい白の色合いに、元気が出るお弁当。

ベースの重ね煮

重ね煮

おかずのベースになる重ね煮を、フライパンでさっと作っていきます。

【材料】

・にんじん‥‥‥‥70g 細めの千切り

・玉ねぎ‥‥‥‥   200g   薄めのスライス

・きのこ‥‥‥‥‥100g   スライス※

・塩‥‥‥‥‥‥‥    ひとつまみ

・差水‥‥‥‥‥‥      50ml

※しいたけ・えのき・エリンギなど何種類か混ぜても旨味と食感が増して美味しいです。

【作り方】

1. 小ぶりなフライパンに塩を3本指でひとつまみ振り、きのこ→玉ねぎ→にん
  じんの順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。

2. 差水をしてから蓋を閉め、強火にかける。プツプツ沸騰してきたら中火にし
  て7〜8分くらい蒸していきます。 野菜から水が出てきますが、焦げそうで
    あれば差水を加えます。

3. 良い香りが立ってきたらにんじんを食べてみて、ある程度柔らかくなってい
  たら、そっとかき混ぜて出来上がり。

 

出来上がり

4. タッパーなどに移して冷まし、余った分は冷蔵庫で保存します。※

3~5日くらい保存可能です。味噌汁・スープ・炒め物・和物などにアレンジ
 できます。
※使い切れない時は小分け冷凍し、そのまま味噌汁などに使えます。
 (冷凍の場合1ヵ月程度保存可能)

ー 出来上がった重ね煮を使って簡単なおかず2品を作っていきますー 
 

おかず1:ちくわの重ね煮クリーム詰め

重ね煮とちくわの辛子マヨ

ちくわに刻んだ重ね煮を詰めてクリーミーな野菜の詰め物に。からしのアクセントが効きます。

【材料】
・ちくわ‥‥‥‥‥1/2本
・重ね煮‥‥‥‥‥適量
・パクチー‥‥‥‥‥少々
(パセリなどでもOK)

(調味料)
・マヨネーズ・からし‥‥適量
・塩こしょう‥‥‥‥少々

【作り方】
1. 重ね煮を刻んで塩こしょうし、マヨネーズとからしをお好みの量からめま
    す。

2. ちくわの中に1を詰めて、刻んだパクチーをのせて出来上がり。
 

おかず2:かぶと重ね煮の和物

かぶの和物

塩で水出ししたかぶに重ね煮を合わせるだけの和物。酸味のあるドレッシングが合います。

【材料】
・かぶ‥‥‥‥‥適量
・重ね煮‥‥‥‥かぶの半分量

・塩‥‥‥‥‥‥適量
・お好みのドレッシング‥‥適量

【作り方】
1. かぶを薄いいちょう切りにカットし、軽く塩をして水出しします。

2. かぶを手で軽く絞って水を切り、かぶの半分量の重ね煮と合わせます。

3. お好みのドレッシングをかけ合わせて出来上がり。ポン酢ドレや梅ドレなど酸味のあるものがよく合います。

 

ー ゴロゴロ野菜の蒸し料理も作ります ー 
 

おかず3:新野菜の白い蒸し焼き

白い新野菜のエチュべ

フライパンでさっと蒸して食感と旨味を閉じ込める洋風重ね煮エチュべ。今回は新じゃがや新玉ねぎなども入れて、白い色合いも楽しみます。

【材料】
・新じゃが‥‥‥中一個
・新玉ねぎ‥‥‥中1/2
・カリフラワー‥150g
・れんこん‥‥‥100g
・にんにく‥‥‥ひとかけ

・水‥‥‥‥‥‥‥‥100ml
・オリーブオイル‥‥大さじ1
 (もしくは バター15g)
・塩こしょう‥‥‥‥適量
・粉チーズ‥‥‥‥‥適量

【作り方】
1. 新じゃがとれんこんは1cmのいちょう切りか半月切り、玉ねぎは1cm幅のス
 ライス、カリフラワーは食べやすい房に切ります。

2. フライパンにみじん切りのにんにく、水、塩適量、オリーブオイル入れ、1を
  新じゃが、カリフラワー、新玉ねぎ、れんこんの順番に重ね強火にかけます。
  沸騰したら中火にして蓋をし、10分ほど蒸します。

3. 蓋を開けて残っている水分を軽く炒め飛ばし、汁を野菜にしっかり絡め、塩
  こしょう、粉チーズを振って出来上がり。

ガラスタッパー

4. 熱々を食べて、残りはタッパーで保存。朝、お弁当に詰めます。
    お好みでジェノベーゼソースやみそディップなどをつけて。
 

ごはん:人参葉ごはん

人参葉のご飯

葉付きの人参が手に入ったら、刻んで炒めてご飯のお供に。爽やかな香りが食欲をそそります。大根葉やかぶの葉でも大丈夫です。

【材料】
・人参葉‥‥‥‥3、4本分
・じゃこ・ごま・かつお節‥‥‥適量

(調味料)
・ごま油‥‥‥‥大さじ1
・しょうゆ‥‥‥小さじ2
・酒‥‥‥‥‥‥小さじ2
・みりん‥‥‥‥小さじ2

【作り方】
1. 人参葉を細かく刻み、ごま油でよく炒めじゃこを入れます。

2.  調味料を入れ炒め合わせ、ごまとかつお節をまぶして出来上がり。

3. 朝、ごはんに適量混ぜて冷まし、お弁当に入れます。

 

お弁当盛り付け

重ね煮弁当

人参葉ご飯を盛り、冷ましたら残りの具材を盛り付けていきます。

前日に作っておいたちくわの重ね煮クリーム詰めと野菜のエチュべを盛り、最後にかぶの和物を添えて完成。レタスなどの葉っぱで軽く仕切りを作ると良いでしょう。お好みのディップやソースなどでシンプルなエチュベの味にアクセントをつけても良いですね。

旬の野菜の味が良くわかる、そして食べ応えのある華やかなおかずを、いつものお弁当の中に是非取り入れてみてくださいね。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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