ポイント5:丁寧な衣つけ
5.キチンペーパーで余分な水分をふき取り、白胡椒を振って下味をつけたら、1つ1つていねいに衣をつけます。
ポイント6:190℃で1分間揚げる
6.190℃の油で1分間揚げます。
この段階ですでに豚肉には火は入っており、殺菌もできているので、油で揚げる役目はパン粉を揚げて、サクッとした衣を作ることと、油を少しまとわせることだけ。時間をかけて揚げすぎると豚肉の水分が蒸発しすぎてパサパサになってしまいます。
7.油をよく切ったとんかつを切って完成です。
1回1回包丁を拭きながら切ることによって断面を綺麗に仕上げることができます。
プロの技を使ったとんかつは、薄いピンク色でしっとりジューシー。低温調理によってじっくり火を入れたので、水分が保たれていてます。加熱するまでもさまざまな下処理、テクニックがありましたね。ちょっと余裕のある時に、手間をかけてワンランク上のとんかつを味わってみては?
詳しい作り方は
今回教えてくれたのは、岩野上幸生さん
岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん
1985年生まれ。長崎県出身。18歳から料理の修行を始め、24歳で独立。現在は東京で飲食店を複数手がける人気料理人となり、企業コンサルティングや料理の技術指導なども手掛け、マルチに活躍中。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信している。YouTubeチャンネル登録者数30万人。