もう「フライパン」は買い換えない。“鉄フライパン”に変えるべき5つの理由 #整理収納アドバイザー直伝

家のこと

2021.07.03

毎日使うフライパン。あとどのくらい使い続けられますか? 「鉄フライパン」なら、長期的に使えるだけでなく、“驚きのメリット5つ”がもれなくついてくるんです。

広告

もくじ

フライパンは使い捨てが当たり前?
「鉄フライパン」5つのメリット
1. 高温に強い。
2. 丈夫で傷にも強い。
3. 使うほどフライパンに油が馴染むので焦げ付きにくくなる。
4. 料理の味が格段に美味しくなる。
5. 万が一錆びても再生できる。
鉄フライパンのデメリット
1. 使う前に焼き込みや油慣らしが必要なものがある。
2. 一般的なフライパンよりも値段が高め。
3. 重量がある。
4. 油を必ず使う。
5. 使用後のお手入れが面倒。
鉄フライパンのお手入れのポイント
1. 調理後はなるべく早めに洗う。
2. 洗剤は使わない。
3. 空焚きをする。
4. 油を塗る。
鉄フライパンの調理のポイント
毎日の料理をもっとおいしく。

フライパンは使い捨てが当たり前?

フライパン出典:www.canva.com

毎日使い、調理に欠かせないものがフライパン。
そのフライパンは何年使いますか?ずっと長く使えるものでしょうか。

ほとんどの人が持っているのはテフロン加工が施されているものなので、1~2年でテフロンが剥がれていき、食材がこびりつくようになり、使えなくなります。
私もかつてはフライパンはそういうものだと思って定期的に買い替えていました。

ある時、これから一生のうちに自分は何回フライパンを捨てるのだろう。どれだけのゴミを出すのだろうと考えてしまいました。そもそも、次のフライパンを探す時間とお金がもったいない、と思うようになりました。

「鉄フライパン」5つのメリット

そんな時、長く使えるフライパンがあると知ったのが「鉄フライパン」。

鉄フライパン出典:www.canva.com

鉄フライパンはお手入れが面倒そう、敷居が高そうと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、鉄フライパンのメリットについてまとめてみました。

1. 高温に強い。

テフロン加工のフライパンは強火NGなのですが、鉄フライパンはいくら強火にしても問題ありません。がんがん強火にして料理したい私にはぴったりでした。

2. 丈夫で傷にも強い。

テフロン加工のフライパンは金属のヘラNGですが、鉄フライパンなら大丈夫。洗うときもたわしでごしごし洗うこともできます。また熱々のフライパンにジャーと水をかけるのもテフロン加工のフライパンではNGですが、鉄フライパンなら大丈夫です。

3. 使うほどフライパンに油が馴染むので焦げ付きにくくなる。

使えば使うほどに、テフロンがはがれ焦げ付きやすくなるテフロン加工のフライパンとは逆で、使えば使うほど、油が馴染み、扱いやすく焦げ付きにくくなります。

4. 料理の味が格段に美味しくなる。

これが一番のメリットと言ってもいいかもしれません。肉でも野菜でも普通に焼いただけで味が一段階アップします。鉄フライパンは熱伝導率がよく、素材の持ち味を生かしたまま短時間で調理することが可能だからです。

鉄フライパンシンプルな焼き野菜も鉄フライパンで焼くと美味しい。

5. 万が一錆びても再生できる。

万が一錆びても、金属へらやたわしなどでさびを落とし、空焚きし油を塗っておけばまた使えるようになります。

鉄フライパンのデメリット

鉄フライパン出典:www.canva.com

私は鉄フライパンを愛用しているのでデメリットはありません、と言いたいところですがデメリットはいくつかあります。

1. 使う前に焼き込みや油慣らしが必要なものがある。

鉄フライパンの種類によるのですが、たいていの鉄フライパンは防錆加工を除くための焼き込みをしたり、油慣らしをしてから使い始めるタイプがほとんど。こちらは少し面倒に感じるかもしれませんが、やってみたらそれほど難しいことではありません。自分のフライパンにするための儀式のようなものでしょうか。

2. 一般的なフライパンよりも値段が高め。

一般的なテフロン加工のフライパンと比べればお値段が高めの場合が多い鉄フライパン。しかし、今後買い替えずに長く使えることを考えればすぐに元が取れると思います。

3. 重量がある。

鉄であるためにどうしても避けられないのが重さ。厚めのフライパンはかなり重たいです。一番大変なのはお皿に盛りつける時ですね。しかし使っているうちに慣れてしまいますし、いつのまにか腕の筋肉が鍛えられます。フライパンによっては、薄く加工してあり軽いものがあるのでそちらを選ぶのもよいでしょう。

4. 油を必ず使う。

鉄フライパンはしっかり高温で余熱してから油をひくのが基本的な使い方になります。油無しでは調理できません。ノンオイルで調理したい人には向かないかもしれません。

5. 使用後のお手入れが面倒。

一番ハードルが高く感じるのは鉄フライパンゆえの使用後のお手入れでしょうか。

鉄フライパンのお手入れのポイント

1. 調理後はなるべく早めに洗う。

錆びないよう使うためには、料理のあとなるべく早く洗うことが大事になります。しかし、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。一時間くらいなら放っておいても問題ありません。翌朝までフライパンを放置してしまうことだけは避けましょう。

2. 洗剤は使わない。

洗うときは洗剤を使いません。鉄フライパンのコーティング(油)を落としてしまうことになります。お湯でたわしなどを使って汚れを落とすのが基本になります。

鉄フライパン洗剤を使わなくても、お湯とたわしだけで綺麗になります。

3. 空焚きをする。

洗ったあとは、鉄フライパンに残った水分を飛ばすために空焚きをします。1分くらい火にかければ十分です。

4. 油を塗る。

空焚きをした後はサラダ油などをキッチンペーパーで薄く塗ります。これでお手入れは終了です。

鉄フライパンの調理のポイント

鉄フライパン出典:stock.adobe.com

1. 使う前にしっかり強火で余熱をする。
よく鉄フライパンだどひっつかないんですか?と聞かれますが、ひっついてしまう原因はこの余熱不足である場合がほとんど。しっかり余熱をしましょう。

2. 油を多めに使う。
使い始めはまだ油が馴染んでいないため焦げ付きの原因にもなるので、少し多めの油で調理しましょう。

毎日の料理をもっとおいしく。

少し使い方に厄介なところもある鉄フライパンですが、一番のメリットはいつもの料理がとても美味しくなるということです。
使えば使うほど扱いやすくなるのも嬉しいところですね。迷っている方にはぜひ鉄フライパンをおすすめしたいです。必ず頼もしい相棒となってくれると思いますよ。

広告

著者

かほ

かほ

整理収納アドバイザー。中学生と小学生4人の子供の母。2016 年に整理収納アドバイザー1級を取得。インスタではゆるく続けられる整理収納や暮らしの知恵などを紹介している。インスタグラムアカウント:kaho_no_okatazuke

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る