【土用の丑の日はチロルでうなぎ?】コンビニ・スーパー・100均で出会える絶品チョコレート「2021年夏・チロル編」

料理・グルメ

 うなぎチロル

2021.07.28

チョコレートを愛してやまないライターのみやむらけいこが、高級チョコレートからコンビニまで様々なチョコレートに会いにいく連載「人生はチョコレート」。 コンビニやスーパーで手軽に買える、けど「めっちゃ美味しい!」チョコレートたちをご紹介する第3回目は、待ってました!?の、チロル特集。2021年春夏のコレクションの中から「女子力アップになる?」「ナシ寄りのアリかな?(謎)」などなど、4本立てでお送りします。

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まさか……の「う」なぎ。

うなぎパッケージ花火がドンパン打ちあがった夜空の真ん中に「う」。
なんとも景気のいい、心躍るパッケージ!

更年期対策の処方箋をもらいに行った帰り道の、とある昼下がりのコンビニ。チョコレート売場で目を奪われたのは真っ赤な袋にスーパーの魚売り場で見慣れた「う」なぎの文字……いやいや、そのまさかが起こりました。はい、季節限定うなぎチロルパウチです。

もう今さら「チロルさん、やってくれましたね。」とかいうセリフが古臭く思えるほど、チャレンジャーなチロルさんにとっては、朝めし前……いや、土用の丑前!の快挙です。早速購入してレジ袋を断った後、自動ドアを出て5歩くらいで待ち切れずに開けてしましました(笑)。1個ずつ売られているチロルよりは少し小ぶりサイズで、やはり「う」の文字が。

うなぎチロルうなぎの柄?にしては色が少し薄いかも?ですが
「う」フォントのインパクトはやはり強烈!

裏側も観察してみました。なるほどなるほど……うなぎ屋の親父さんが、炭火でかば焼きの面倒を見ながらパタパタとあおいでいる団扇ですね。お祭りぽくも見えますが、実際に親父さんが手にしているのは、この先端のアーチ部分が焦げと油で「もしかしたら、これが一番おいしいかも?」な色味ですよね(笑)。

うちわさすが!裏面も抜け目なく、その世界観を表現していらっしゃる……

コンビニから家までは徒歩2分弱なのですが、我慢できるはずもなく、ガサガサと袋を開けて、わざとあまり目で観察をしないで、ひと口で食べました。
「ん?うなぎ?うなぎ……ああ、あの!うなぎだ。」

うなぎ断面想像とは違ったのですが、しっかり「あのうなぎ」感はありました。

袋をよく見ずに食べてしまったので「食感サクサク」「パイ風フレーク」という情報を得ておらず、「あれ?タレが真ん中からジョワッ!ではないのか。」と少し残念?でしたが、いやいやそれにしてもなかなかの完成度です。「うなぎエキス」までを感じる味覚をあいにく私は持ち合わせていなかったのですが、それでもあの有名な夜のお菓子のテイストであることは間違いない!「うなぎチョコレート」というには少し距離感がありますが「アレのチロルですよ」と言われれば「なるほど!」なおいしさです。パイとあの秘伝のタレが気になる人はぜひとも土用の丑の日に食べてみてね。

チロルチョコ×福太郎「めんべい」

めんべい袋福太郎のめんたいと海鮮の旨味が凝縮した「めんべい」とチロルのコラボ!

さてこちらは、わざわざ想像しなくても「めんべい」がネタ元になっていることを、親切にカミングアウトしてくれているチロルです。福岡といえば!の辛子明太子(福太郎さんのサイトでは「めんたい」と書かれています)と魚介のおいしいおせんべい「めんべい」がチョコレートの中に隠れているようです。

めんべい裏にはネタ元の「めんべい」が。

あ、ごめんなさい…先に裏面ですか。こちらは堂々と「めんべい」がプリントしてあります。うなぎに比べるとかなり冷静に実食できた、めんべいチロル……チョコレート感は薄口ですが、めんべい感はダイナミックに伝わります。

めんべい断面ざくざく感が伝わる断面

ちょっとゴリゴリした固めの触感と、めんたいこのピリリとした刺激、そして何よりも驚くのが後味に魚介の香りが残るところです!「これは……えびピー?いかピー?の、どちらかだな。」と思って調べてみると、正解は「いか」でした。なかなかの足跡の残し方に驚きます。そういえば、いかは足10本もありますものね。足跡もしっかり10個付くのか……(汗)。

ピュレグミレモンなチロルチョコ

ぴゅれぐみれもんこの爽やかなルックスに心奪われる!

「ナシよりのアリ」というフレーズを書いたのですが、名誉にかけて、どれがそれなのかは敢えて書きません。しかし今からご紹介する「チロルチョコ<ピュレグミレモン>」は、間違いなく「女子力UP」に合致します。このルックスもさることながら、とにかくシンプルにすっぱくておいしい!カンロの大人気ピュレグミレモンがドン!と入っているので食べ応えにも大満足!

ぴゅれぐみれもん断面ドーンと気前よく?ピュレグミが入った美しき断面。

包み紙のどこを見ても何も書いてないけど「コラーゲン」とか「ビタミンC」とかが「入ってるような気がする」味。絶対何の根拠もないけど「お肌つるつる」「シミそばかすにいい」テイストです。何度も言いますが、どこにもそんな効果のあるものは入ってないんですよ、入ってないけど、そんな味です。とにかく気分が上がりますよ。

チロルチョコ「桃パフェ」

桃パフェモリモリの桃パフェがとってもおいしそう!

そして、いつも期待にしっかり応えてくれるパフェものの再現チロルもご紹介。シーズンに合わせて「桃パフェ」が出ていました。ちょっとネオン管を思わせるような、このロゴも可愛らしくて期待が膨らみます!

うなぎともも1粒が単体で売られているチロルは、袋に入っているものと比べると少し大きめ。

「うなぎ」「めんべい」は小袋に入っているパターンですが、「桃パフェ」は、ひと粒売りされているので、少しサイズが大きいです。おそらくこれは、バーコードを掲載するために必要な大きさのような気がします。

桃パフェ砕いたクッキーのような触感と桃テイストが際立っています。

表面は薄いピンクの桃チョコレートで、中はミルク味でバニラアイスに似ています。丸い断面は、抹茶パフェでは白玉を表現していましたが、今回は桃ゼリー!チュルッとなめらかで、さわやかで「ああ、桃!」です。チロルではおなじみのザクザクとした見た目のものは、こちらではクッキーとナッツの味がしました。

「うなぎ」ではパイ、「めんべい」では、めんべいそのもの……よく似た断面でも味が全く違うところに技術と元ネタに対するリスペクトを感じます。

いつも新しい切り口で、驚かせたり楽しませたりしてくれる「チロルチョコレート」。今回も、食べながらひとりで「ふふふっ」と笑えるひと粒ばかりで流石の実力を見せつけられました。季節感を取り入れ、トレンドを読み、そして常にチャレンジ精神を持ちながらも、必ず「笑い」を提供してくれる、愛すべき「チロルチョコレート」を、これからも追いかけ続けたいと思います!

さて、次回もまたコンビニ、スーパーで買える編。「ひと粒アーモンドチョコレート」をかじってみます。

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

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