1000万円貯金するコツ３：途中からペースアップを計画する
貯金ゼロの人にまず身につけてほしいのは、「貯金の習慣」です。
貯めたと思ったら使ってしまう一時的な貯金をする習慣ではなく、長期的に使わない貯金をする習慣をまず身につける必要があります。
月5000円、10000円といった少額の貯金からでも、長期的に使わない貯金ができるようになってから、ペースアップを考えましょう。
今の収支から貯金できる金額に限界があると感じるなら、固定費の見直しや生活費の節約を考えます。元本割れのリスクはありますが、貯金の一部は投資などを利用して増やすことを考えても良いでしょう。
将来ゆとりある生活をするためには、支出を減らすだけでなく、収入を増やすことを計画するのも有効です。
また、教育費の負担が重い時期は少なめの貯金、教育費の負担が軽くなってから貯金額を増やすといった具合に、ライフプランに即した貯金の計画を立てることも目標の実現につながります。
貯金ゼロの人は、これまで貯金の習慣がなかったのですから、確実に貯金の習慣をつけてから、より具体的なペースアップを考えるとよいでしょう。
1000万円の貯金に成功する人の特徴とは
残念ながら、1000万円の貯金と聞いて「そんなの絶対無理」などとネガティブにとらえてしまう人も、聞くだけでワクワクしてしまう人も、1000万円の貯金を実現するのは難しいかもしれません。
私はこれまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきましたが、1000万円以上の貯蓄に成功する人に共通するのは、「1000万円の貯金に過度な憧れを持っていない」という特徴があると考えています。
「1000万円くらいなら普通に貯まるんじゃないかな」といった具合に、収入の高い、低いは関係なく、「自分ならできる」という確信を持っている人が、1000万円の貯金に難なく成功していくのです。
もちろん、貯金ゼロの初めから「必ず成功する」と確信できるほど家計にゆとりのある人はほんの一握り。
これまで貯金ゼロだった人ほど、まずやってみる。そこからトライ＆エラーの試行錯誤を経て、次第に「できる」という確信を得られるようになっていきます。
目標を実現する力を身につけることで、貯金だけでなくさまざまなことに役立てることができますよ。
