洗濯機に洗濯物を入れるコツがある!?
色柄物やデリケートな素材は分けているけれど、それ以外は全部一緒に洗っている、という人がほとんどですよね。この「それ以外の洗濯物」をよりきれいに仕上げるためのコツを2つ紹介します。
コツその1 「洗濯物は大きくてかさばるものから入れる!」
洗濯機(タテ型)は、洗濯槽の中で水流を起こして汚れを落としていきます。この水流が大きいほど、汚れ落ちが良くなるため、重心をなるべく下にする必要が。そのため、大きくてかさばるバスタオルなどを先に入れ、靴下などの小さくて軽い物は最後に入れると、水流の回転があがり、洗浄効果もアップするというわけなんです。
コツその2 「洗剤&柔軟剤は正しく量る!」
洗剤や柔軟剤は、メーカー表記にしたがって正確な量で使用しましょう。洗剤や柔軟剤が多すぎると、すすぎで落としきれず、汚れを含んだ液体が服に残ってしまいます。それが黒ずみの原因になることも。また目分量で入れることで、洗剤が足りず、汚れ落ちが悪くなることもあるので注意しましょう。
お風呂の残り湯を使うなら、覚えておいてほしい!
節約やエコのために、お風呂の残り湯を洗濯に使う人も多いですよね。でも、それは「洗い」だけにしてください! そして、ぜひ温度が高いうちに再利用するのがおすすめです。冷めた残り湯よりも、汚れ落ちがアップしますよ。
ただし、「すすぎ」に使ってしまうと、残り湯に含まれた垢や汚れが洗濯物に付着して、においの原因になる事があるのでやめておきましょう。
余談ですが、洗濯物のにおいが気になる時は、「洗濯物の入れすぎ」にも注意。洗濯物が多すぎると、洗剤がまんべんなく行き渡らず、汚れやニオイが残ってしまいます。これを防ぐためにも、洗濯槽に対し洗濯物は「7割程度」にしておくことを覚えておきましょう。
デリケート衣類を洗濯機で洗うときのコツ
デリケートな衣類は、ネットに入れれば十分だと思っていませんか? それだけじゃ、型崩れは防げないんです! そこで、安心して洗濯機で洗えるコツを2つ紹介します。
コツその1「ファスナーやボタンはちゃんと止める」
型崩れを防ぐために、ファスナーやボタンのある場合は、しっかり全部とめましょう。汚れがある場合は、その部分が外側になるように畳んでから、ネットへ入れて。ビーズなどの装飾品がある場合は、それを守るように裏返しにして畳んでください。
コツその2「洗濯槽の中で、平らになるように入れる」
できるだけ不要な摩擦を避けるために、洗濯槽の中で洗濯物が平らになるように、入れてください。洗濯コースはもちろん「デリケート洗い(おしゃれ着、ドライなどメーカーによる)」を選択。洗剤もデリケート洗い用を使ってください。
もし、デリケートな衣類をより長持ちさせたいなら、洗濯機より手洗いを。洗濯によるダメージを最小限に抑えられます。
洗濯の基本は「服を傷めず、キレイにする」こと。キレイに洗えた服を着ると、自分自身の気持ちが良くなるだけでなく、周囲の人にも清潔で健康的な印象を与える事ができますよ。
今回教えてくれたのは……家事代行サービス ベアーズ
「がんばる女性を応援したい」という思いで、1999年に誕生した、日本初の家事代行・育児サービス会社。長年の経験を生かし、実際に現場で使っている技術などをまとめた、令和の家事バイブル「「暮らしが本当にラクになる!ベアーズ式家事事典」(アスコム)」を監修し、話題に。