大物アイテムの洗濯は、梅雨どきの晴れ間を狙い撃ち!
ジメジメする梅雨どきは、カビが発生しやすいとき。「水分・栄養・温度・酸素」という4条件がそろえば、水まわりだけではなく寝室の寝具やリビングのカーテンにもカビは発生します。
「シーツもカーテンも、どちらも定期的に洗濯したいアイテムです」と話すのは、花王株式会社の大家千亜紀さん。
「シーツやふとんカバーなどの寝具には、寝ているあいだの汗や皮脂がしみ込んでいます。また、この時期はカーテンが湿りやすく、汚れがあるとカビが生えやすくなります。梅雨どきはジメジメしているので、大物のお洗濯にあまり向かない時期ではありますが、梅雨の中休みなど、晴れているタイミングを狙って洗濯しましょう!」
絡まりを防ぐために「洗濯ネット」に入れて洗っていますか?
そもそも、シーツやカーテンはどんなふうに洗濯するといいのでしょうか?
大家さんによると、洗濯機でほかの洗濯物と一緒に洗うときは「洗濯ネット」に入れるのがおすすめだそうです。
「カーテンやシーツなどの大物を、ほかの洗濯物と一緒にそのまま洗濯槽に入れると、取り出すときにほかの洗濯物と絡みついてしまいます。デリケートなレースカーテンは、レースが傷む原因になることも。
こうした傷みを防ぐためにも、洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめです。洗濯ネットを使うことで、ほかの洗濯ものの糸くずもつかず、シワや毛羽立ちも防げます。
使用する洗濯ネットは、ちょうどよいサイズを選びましょう。小さな洗濯ネットにぎゅうぎゅうに押し込んで洗うと、汚れが落ちきらず、イヤなニオイや、カビが発生する原因につながります。大物洗い用など、十分な大きさがあるものを使いましょう!」
シーツ・ふとんカバーの洗濯
- 洗濯ネットのサイズにあわせて、縦・横の順に折って、屏風だだみにする
- 汚れのひどい部分がなるべく外側になるようにして洗濯ネットに入れて、洗濯する
- 洗濯が終わったらすぐに軽く振りさばいて大きなシワを伸ばし、縦・横の順に折りたたんで手のひらでパンパンとたたき、細かいシワを伸ばす
カーテンの洗濯
※洗濯前に衣類の取扱い表示を確認し、洗濯機のコース設定と使用洗剤を決定しましょう。
- 洗濯ネットのサイズにあわせて、縦・横の順に折って、屏風だたみにする。汚れのひどい部分がなるべく外側になるようにして洗濯ネットに入れて、洗濯する
- 洗濯が終わったら軽く振りさばいて大きなシワを伸ばし、縦・横の順に折りたたんで、手のひらでパンパンとたたき、細かいシワを伸ばす
- カーテンレールにかけて、レール幅いっぱいにカーテンを広げて、生地を軽く引っ張りながらシワを伸ばして、形を整えて干す。
部屋干しするときは、ニオイを防ぐ工夫をフル活用!
「大物のアイテムは衣服よりも乾きにくいもの。抗菌効果のある洗剤・漂白剤・柔軟剤を使用する、洗い上がってすぐに衣類用除菌消臭スプレーをかけてから干す、サーキュレーターや除湿機を使って早く乾かすなど、いろいろな工夫をフル活用して、部屋干し臭の原因となる菌を増やさないようにしたいですね」(大家さん)
【梅雨時期の部屋干しにオススメ! 花王の衣類用除菌消臭スプレー】
『リセッシュ除菌EX』(写真は『香りが残らないタイプ』)
布上のニオイ・菌・ウイルスをまとめて撃退! 菌・ウイルス※を99%除去*。先回り消臭で汗・皮脂臭を24時間ニオわせません。布製品の防カビ効果もあります(すべてのカビを防ぐわけではありません)。
*すべての菌・ウイルスを除去するわけではありません。布上での効果。
※エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証。
寝室のシーツやリビングのカーテンを洗濯して、さっぱりスッキリ! 梅雨どきのおうち時間が快適になりそうですね。
教えてくれたのは
花王株式会社
化粧品、スキンケア・ヘアケア、ヒューマンヘルスケア、ファブリック&ホームケアと、消費者向けに4つの事業分野で“きれい”を満たすものづくりを展開。創業以来、消費者の立場にたった“よきモノづくり”を通じて、人々の豊かな生活文化の実現に貢献することをめざす。