「窓際に洗濯モノを干す」はNG!部屋干しでも洗濯モノが臭くならない“かんたん4つのポイント”

家のこと

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2021.06.22

部屋干しが増える梅雨どき。家時間が増えたことで、例年よりも洗濯ものの生乾き臭が気になる! という声をよく聞きます。そこで、あのイヤなニオイを防ぐための「洗濯ものの干し方のコツ」を、花王株式会社に教わりました。今日から試したいワザがいっぱいですよ!

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もくじ

部屋干し場所の正解は、湿度が低く、空気が動いているところ!
生乾き臭を発生させない「干し方」のコツ4選
空間をつくって干す
アイテムによって干し方を工夫する
洗濯ものに風をあてる
衣類用除菌消臭スプレーをかけて乾かす
教えてくれたのは

部屋干し場所の正解は、湿度が低く、空気が動いているところ!

部屋干し出典:www.photo-ac.com

 部屋干しした衣服のイヤ〜なニオイ、気になりますよね。まずは洗濯で衣服の汚れをしっかり落とすことが大切ですが、もうひとつ重要なのが、早く乾かすこと!
「生乾きの状態が続くと、ニオイの原因菌の増殖につながります。イヤなニオイを防ぐには、できるだけ早く乾かすことが大切です」
 そう話すのは、花王株式会社の大家千亜紀さん。洗濯ものが早く乾くためには、

  • 湿度が低い
  • 空気が動いている

という2つの条件が揃った場所がいいのだそうです。
エアコンの除湿機能や除湿機は、湿度を下げるので、早く乾かすには効果的です。また、サーキュレーター・扇風機の首振り機能を使うのも◎。空気が動くことで、洗濯もの全体が早く乾きやすくなります
 また、人の動きがある場所も、自然と空気が動くのでおすすめとのこと。『リビング』や『廊下』がそれにあたり、部屋干しに向いていると大家さんは話します。

 では、部屋干しに向かない場所もあるのでしょうか?
 大家さんは、「『窓際』と『寝室』はなるべく避けて」と話します。
「窓際は、梅雨時期はとくに湿度が高く、ジメジメしていて、洗濯ものが乾きにくいです。また、カーテンレールにかけるのもNG。カーテンにカビが発生する原因になります。
 日中は人がいない寝室も、空気が停滞しやすく、洗濯ものが乾きにくい場所です。寝室に湿気がたまると、布団やマットレスなど、洗いにくいアイテムにカビが発生する原因にもつながるので、避けるのがおすすめです」

生乾き臭を発生させない「干し方」のコツ4選

 部屋干しに最適の場所を見つけたら、「干し方」に工夫を。洗濯ものが早く乾く干し方のコツを、大家さんに教えてもらいました。

空間をつくって干す

部屋干し出典:www.photo-ac.com

「洗濯もの同士が密着していると、乾きにくくなります。部屋干しするときはとくに意識して、空間をつくって干しましょう」

アイテムによって干し方を工夫する

部屋干し出典:www.kao.co.jp出典:花王 「くらしの研究」サイト

「布が重なっていると乾きにくいので、アイテムによって干し方を工夫してみましょう」

  • 厚手のトレーナー・パーカー

脇の下やフードなど、乾きにくい部分が重ならないような「逆さバンザイ干し」がおすすめ。

  • 厚手のパンツ・ジーンズ、スカート

裏返して筒状に干す「筒状吊り干し」にすると、空気が通りやすく、ポケット部分が外側に出て乾きやすい。

  • バスタオルなどの大きなリネン

ピンチハンガーで「じゃばら干し」にすると、布の触れ合う面が最小限になり、空気の当たる部分を多くできる。

洗濯ものに風をあてる

サーキュレーター出典:www.photo-ac.com

「複数のアイテムを干しているときは、サーキュレーターや扇風機の首振り機能を使って空気を動かすと、洗濯もの全体が乾きやすくなります。
 パーカーのフードなど、厚手のものを集中的に乾かしたいときは、風を直接あてるのも◎。その部分が早く乾きます」

衣類用除菌消臭スプレーをかけて乾かす

リセッシュ除菌EX出典:www.kao.co.jp

「干したあとすぐに洗濯ものに衣類用除菌消臭スプレー『リセッシュ除菌EX』をかけて乾かすのもおすすめです。『洗ったあとにスプレーするの?』とよく驚かれますが、じつはこれが効果的。洗い終わった洗濯ものにニオイの原因菌が残っていても、スプレーの除菌成分が菌の増殖を抑えて、部屋干し特有のニオイを防げます」

 洗濯ものが早く乾けば、イヤなニオイともサヨナラ! 梅雨どきの洗濯が、きっと快適になりますよ!

教えてくれたのは

花王株式会社
化粧品、スキンケア・ヘアケア、ヒューマンヘルスケア、ファブリック&ホームケアと、消費者向けに4つの事業分野で“きれい”を満たすものづくりを展開。創業以来、消費者の立場にたった“よきモノづくり”を通じて、人々の豊かな生活文化の実現に貢献することをめざす。

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