親が70歳なら知っておくべき。親が倒れて介護が必要になったとき“家族がまずやるべきこと”

家族・人間関係

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 親が70歳なら知っておくべき。親が倒れて介護が必要になったとき“家族がまずやるべきこと”

2021.10.23

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介護にかかるお金問題はどう解決する?

在宅介護の場合、介護サービス費用は親の年金口座から引き落とされることが多いです。とはいえ、生活費の他に消耗品や医療費など、お金がかかりがち。何にどのくらいお金がかかるのか、あらかじめ把握しておきましょう。

在宅介護に必要な費用

なるべく親の費用で賄えるように意識することが大切です。生活費の負担方法は家庭によって異なりますが、普段から家計は別にしているようなら、介護費も親に負担してもらってもいいでしょう。
しかし将来的に、年金や貯蓄で賄うことが難しくなる可能性もあります。その場合は、子どもが費用面でサポートをすることも家族で話し合っておきましょう。
2020年のSOMPOホールディングス株式会社が行った「介護費用に関する調査」によると、同居の家族が在宅介護に負担した金額の月平均は約7.5万円という結果が出ています。

介護に必要な費用

介護に必要なもの内訳

遠距離に住んでいても、できることはある!

離れて暮らしていると、身の回りの世話をすることはできませんが、離れていてもできることはあります。例えば宅配食サービスを手配することで、食事作りの手間をなくすのはもちろん、見守りの目的にも。また遠隔見守りカメラやセンサーを設置すると、普段の様子を見守ることができます。毎日少しの時間でも、電話で会話をすると声の様子や話しぶりから、体調を確認することもできます。

家の中に危険が潜んでいないかも確認しておきましょう。転倒の可能性がある段差の改修や、手すりの設置が必要な場合は早めに依頼しましょう。手すりの設置が難しいようなら、置き型の手すりを介護保険の福祉用具としてレンタルする方法もあります。
要介護度が上がると、在宅介護を遠距離で行うことは難しくなるので、状態が悪化してしまわないように見守りを続けることが大切です

『図解とイラストでよくわかる 離れて暮らす親に介護が必要になったときに読む本』には、この他にも親が介護になったときにどうしたらいいかが詳しく書かれています。いざというときのためにぜひ一度読んでみてください。

構成:手島くみこ

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