「もっと節約して」という夫VS「十分節約している」と思う妻。意見が合わない時に考えるべき2つのこと

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2021.09.16

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必要な貯蓄額を夫婦で再確認する

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生涯に必要な貯蓄額というのを計算するのは、実はそれほど難しい作業ではありません。

求める生活レベルはどれくらいなのか、お子さんにどれだけの教育費をかけたいのか、老後にどれくらいの貯蓄を残したいのかなど、基本的なライフイベントをもとにしたライフプランを作成することができれば、生涯に必要な貯蓄額はある程度算出することができます。

もちろん、ライフプランにない予定外の支出はつきものですから、つど作り直しをすることは必要ですが、おおまかな方向性が定まれば、過度な節約も散財も必要ないことが分かるでしょう。

必要な貯蓄額が分かれば、相談者さんが希望するような子どもの習い事や洋服などにどれくらいまでかけても問題ないのかも把握できますので、旦那さんもしぶることなく費用を捻出してくれるようになるはずです。

また、必要な貯蓄額を夫婦で共有しているので相談者さんも必要以上に旦那さんに費用を請求することもなくなると考えられます。

お金に関してご夫婦で無駄に衝突する機会も減らすことができますので、ぜひ一度ライフプランを作成してみてはいかがでしょうか。

夫婦で意見が合わないのは知識不足が原因

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今回の相談者さんのように、ご夫婦でお金の価値観が合わないというご相談は、実際の家計相談でも比較的多く寄せられます。

このような相談のほとんどが、お互いに貯蓄に関する知識が不足していることが原因の場合が多いものです。

身の丈以上に教育に力を入れすぎてしまい貯蓄どころか借金を背負ってしまう人、将来のリスクを極端に過小評価し貯蓄をおろそかにしすぎてしまう人、反対に将来のリスクにばかり目が行き過ぎてしまい貯蓄一辺倒で今の生活を犠牲にしてしまう人。

様々なタイプの人がいますが、いずれも適正な貯蓄のバランスを知ることで簡単に改善できることが多いものです。

旦那さんの考え方はケチ、奥様の考え方は浪費家、と一方の意見だけで決めつけるのではなく、公平性を持った計算をもとにして判断すると良いでしょう。

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著者

あき

あき

東京都在住。夫、子供3人の5人家族。家計簿&家計管理アドバイザー。 節約主婦として日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「人生レシピ」フジテレビ「バイキング」などに出演。著書に「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他。 もともとは超がつくほどの現金主義だが、最近はほぼ全額キャッシュレス決済。ポイ活や家計簿アプリにも詳しい。

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