栗の皮は2枚
まずは栗の構造を知りましょう。
栗の皮は2枚あります。外側の硬い皮が「鬼皮」その下にあるのが「渋皮」と言います。
鬼皮はその名の通り、鬼のように硬くて剥きにくいもの。
包丁で無理に剥こうとするとケガをする恐れもあるので危険です。
鬼皮の下にある渋皮は、ポリフェノールの一種タンニンが含まれているので食べてもよいのですが、雑味やエグ味があります。
最近は渋皮付きの甘栗や渋皮煮が人気です。
鬼皮の簡単な剥き方3つ
まずは「鬼皮」の剥き方です。そのまま剥くのはとても硬くケガをする恐れもあるのでオススメはしません。
専用の皮剥きハサミもありますが、家庭で簡単にできる方法3つのご紹介です。
方法その1:沸騰したお湯に入れる
- 鍋にお湯と塩を入れて沸騰させる。
- 1の中に栗を入れて1分火にかけてから消して、粗熱が取れるまで放置。
- 手で触れる位になったら鍋から出し、鬼皮をむく。
鬼皮がお湯で柔らかくなり剥きやすくなります。
方法その2:水につける
- ボールに栗と水を入れる。
- 1晩浸して、鬼皮をむく。
一晩浸すことで皮が柔らかくなります。時間がない時は上記のお湯の方法がオススメです。
方法その3:電子レンジを使う
- 栗の下の硬い部分に切れ込みを入れる。
- 耐熱皿に10個ほど並べてラップをする。
- 600Wで4分ほど温め、鬼皮をむく。
1度に沢山入れると爆発する可能性があるので小分に入れて、加熱時間も様子をみてください。
渋川の剥き方
鬼皮が剥けた次に出てくる「渋皮」今回は意外な道具を使った剥き方の紹介です。
歯ブラシを使う
ブラシ部分が「硬め」の未使用歯ブラシを用意します。
栗の渋皮を上下左右に動かすと渋皮が剥けます。
鬼皮と異なり包丁で剥くこともできますが、栗の形をそのままいかして剥くのであれば歯ブラシがオススメです。
また手でそのまま剥ける場合もあるので、試してみてください。
剥いた栗でシンプル栗ご飯
渋皮を剥いた栗でシンプルな栗ご飯レシピです。
<材料>
- 米 2合
- 剥き栗 250g
- 酒 小さじ1
- 塩 小さじ1
<作り方>
- お米を洗いザルにあげて水をきっておく(30分)。
- 炊飯器に米、水(規定量)酒、塩、栗を入れて普通に炊く。
- 仕上がりにお好みでゴマ塩を掛ける。
とてもシンプルなレシピで、栗の味を楽しめます。
剥くのが大変だと抵抗のあった人も、今年は旬の栗を味わってみませんか?