みなさん、今日の朝ごはんは何を食べましたか。「隠れ栄養失調を改善するために、たんぱく質をしっかり朝ごはんでとろう」連載第6回です。
第1回 50歳目前の料理家が「たんぱく質朝ごはん」チャレンジを続ける理由
第2回 食欲のない朝も箸がすすむ「豆乳冷や汁」
第3回 いろいろな食感が楽しい「サラダごはん」
第4回 手軽にたんぱく質がとれる「豆乳スムージー」
第5回 新しい味の発見「ナンプラーちくわパン」
たんぱく質で朝ごはん6 「メキシカンオムレツ」
◎ メキシカンオムレツ
ワカモレ
フレッシュサルサ
◎ 全粒粉のトルティーヤ
トマト、玉ねぎ、ピーマンを入れたオムレツにサルサを添えたメキシカンオムレツは、アメリカのメキシコ料理屋の定番メニュー。学生時代に食べた味を思い出してたまに作ります。粉と水を混ぜるだけで焼ける、かんたんトルティーヤを添えて。
薄力粉だけでももちろん作れますが、全粒粉のほうがたんぱく質の含有量が薄力粉よりも多いので、積極的に使うようにしています。味も全粒粉が入ると、香ばしくて美味しい!
手軽に焼ける、トルティーヤレシピ
全粒粉2に対して薄力粉1を合わせ、水を加えて混ぜます。どろりとするくらいまでゆるくなったら、スプーン1杯くらいのオリーブオイルを加えて混ぜ、フライパンに広げて両面を焼くだけ。
本当のトルティーヤとは食感がやや違い、ペロンとした感じに焼き上がるのですが、これもとても美味しいのです。手軽に作れるのでうちではよく作ります。肉や野菜を巻いてサラダラップにしてお弁当にするのもおすすめ。
かんたんトルティーヤ(20cmの皮 約4枚分)
- 全粒粉 70g
- 薄力粉 30g (全粒粉と薄力粉合わせて100g=1カップに)
- 塩 ひとつまみ
- 水 150〜200ml
- オリーブオイル 大さじ1
- ボウルに粉と塩を入れ、水とオリーブオイルを加えて泡立て器でぐるぐると混ぜる。おたまで流し込むことができるくらいの生地になるよう、水分を調節する。
- フライパンを強めの中火であたため、丸く広げるように生地を流す。生地のはしが乾いてくるまで2分ほど焼き、裏返してさらに1〜2分焼く。
※全粒粉と薄力粉の配合はお好みで。
1カップの小麦粉は約100gなので、合わせて1カップくらいを目安にするとわかりやすいです。
※水の量で調整すればよいので、粉の量1カップはあくまでも目安。
適当に量るので大丈夫です。
フレッシュサルサとワカモレで、さらに美味しい
プランターで育てている青唐辛子を使って、フレッシュサルサとワカモレを。
トマト、玉ねぎ、青唐辛子を刻み、塩とオリーブオイルを加えてフレッシュサルサに。この日はにんにくとパクチーは省略しましたが、あれば両方とも刻んで入れるとさらに美味しいです。
アボカドのワカモレは、潰したアボカドにこのサルサを少し加えて混ぜるだけ。
どちらもこしょうは入れず、塩だけで味つけするのがポイントです。
「日本は『塩・こしょう』と呼んで無造作にこしょうを入れるけど、素材の美味しさを引き出すには塩だけがいいときも多いんだよね」
とは以前メキシコ料理のシェフから教わったこと。
それから、こしょうは必要なときだけ、と使い方を意識しています。
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