もしかしたらうちの子発達障害かも……。そう感じたら“最初にやるべきこと”

家族・人間関係

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2021.10.06

わが家の高校生になる息子は、未就園児の頃「発達障害」と診断されました。右も左もわからないままはじまった発達障害児の子育て。独学で勉強をして悪戦苦闘してきた中で、どこに相談をすればいいのか悩むことがありました。筆者の体験を元に、わが子が発達障害かもしれないと感じたときにどこへ相談すればいいかについてお話しします。

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うちの子、もしかして発達障害かも……?

もしかしてわが子は発達障害かも?どこに相談すればいい?出典:www.photo-ac.com

わが子が発達障害かもしれないと感じたら、できるだけ早く専門の方に相談することがオススメです。しかしいきなり専門の方への相談と言われても、どこへ行けばいいかわかりにくいですよね。精神科への受診問なると敷居位の高さに二の足を踏んでしまうかもしれません。

わが子が発達障害かもしれないと感じたらどこに相談すればいいかについて、筆者の体験談を交えながらお話していきます。

かかりつけ医や乳幼児健診で相談してみる

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発達障害について相談するのであれば、発達障害などに詳しい専門機関への相談がいいでしょう。しかしいきなりハードルを上げすぎてしまい、「行きにくい」と感じてしまっては元も子もありませんよね。まずはかかりつけの小児科や、乳幼児検診で相談をしてみてはいかがでしょうか?

かかりつけの小児科で相談してみる

最初に足を運びやすいのは、かかりつけの小児科かもしれませんね。通いなれている小児科なら、お子さんのこともある程度理解してくれているかもしれませんし、何より通いやすさも魅力ではないでしょうか。

もしかかりつけの小児科の先生が、発達障害に関する専門的な治療をおこなっていなくても大丈夫です。本格的な支援や治療が必要だと判断すれば、適切な専門機関へとつなげてもらえるでしょう。もちろんママの方からどこへ相談すればいいかを聞くことも可能です。

あらたまって相談だけで足を運ぶことに抵抗があるようであれば、何かの「ついで」に相談をしてみてもいいと思います。「発達について相談をしたいのですが」などと伝えれば、どうすればいいかを教えてくれるはずです。

乳幼児健診でも相談ができる

乳幼児健診のチェック項目には発達に関するモノもあり、健診する方がお子さんの発達について気がついてくれるケースもあります。筆者の場合も、健診で行われる項目をわが子がクリアできなかったため悩んでいることを伝えると、自動的に健診後の相談へと誘導されました。

しかし健診のときだけ出された項目がクリアできてしまったり、健診のときに限っていつもの困った行動をしなかったりなども起こりえますよね。そのようなことを考慮すると、むしろママ自ら相談したいことがあると積極的に伝えるほうがいいかもしれませんね。

無料で相談できる公的機関を利用する

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少しハードルは上がってしまいますが、公的機関による専門機関への相談も検討してみてはいかがでしょうか。

・保健センター
・子育て支援センター
・児童相談所

お住まいの市区町村にある保健センターや子育て支援センター、児童相談所などでは、日々の子育ての悩みや相談だけではなく、発達障害の子どもに関する相談も受け付けています。

これらの公的機関では、無料で相談ができるだけではありません。相談することで適切なサポートを受けるための案内や必要な手続きなどに関するサポートも受けられます。

医療機関を探すためのアドバイス

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筆者が最初に門を叩いたのは、かかりつけの小児科でした。偶然にも先生は、過去に幼児療育園で発達障害をもつ子どもたちの支援をしていたそうなのです。また小児神経内科を専攻されていたと知り相談してみました。そこから地域で一番大きな精神医療を専門に扱う病院を紹介され、正式な診断を受けたのです。

ちなみに現在通院しているクリニックを探す際も、診療内容や先生の経歴をかなり参考にして決断しました。

医療機関を探すときは、診療内容に「児童・思春期精神科」の有無や、先生が所持されている資格や経歴をチェックしてみてください。華々しい経歴だけに注目するのではなく、「この先生に会ってみたい」と思えるようなポイントを1つでも見つけられれば、ぜひ問い合わせをするだけでもしてみましょう!

最初の一歩は身近な相談先がオススメ

もしかしてわが子は発達障害かも?どこに相談すればいい?出典:www.photo-ac.com

発達障害関係の専門機関や医療機関は常に混み合っており、何カ月も先まで予約が取れないことは珍しくありません。待っている間に不安がどんどん膨らんで苦しくなってしまうかもしれません。だったらかかりつけ医や乳幼児健診などからはじめてみてはいかがでしょう。

最初の一歩が大きすぎると心も体も疲れてしまいますよね。そのように考えると、筆者も最初の相談先は、できるだけ手軽・気軽にアクセスできる「身近な所」がベストなのではと考えています。

わが子が発達障害なのか発達障害ではないのか。結果がどうなるかわからないうちは極力ムリをせず、相談しやすい所へ足を運んでみることも考えてみてくださいね。

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著者

櫻宮ヨウ

櫻宮ヨウ

発達障害(ADHD)をもつ高校生男子の世話に明け暮れる「なにわのオカン」。知的障害をもつ子どもたちの放課後支援指導員の経験あり。誰かの心や思いに寄り添える記事作りを目指し日夜奮闘中。独学と試行錯誤の繰り返しのなかで見えてきた、子育て経験や子ども自身の体験談を交え、同じ悩みを抱えるママたちへ役立つ情報とエールを贈ります!

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