戻しやすい場所にしまう場所を作る
モノをチョイ置きしてしまう原因として、面倒なのでとりあえず後回しにしてしまう、戻す場所が決まっていないということが考えられます。少しくらいいいかなとチョイ置きしたら、モノがモノを呼びあっという間に、キッチンカウンターやソファーの上がモノでいっぱいに……なんてこと、誰しも身に覚えがあるかと思います。チョイ置きをしないためには、戻しやすい場所にしまう場所を作ることが大切です。
ダイニングテーブルの子どもの学校関連のプリント
お子さんのいるご家庭なら、子どもの学校関連のプリントがダイニングテーブルの上に置きっぱなし……という光景はよくあるかもしれません。我が家では、子どもたちが持ち帰ったプリントはすぐに兄弟別に、100均のクリップボードに挟んでもらうようにしています。子どもたちが手にしやすいキッチンとリビングの中間地点に、しまう場所を作っています。
ソファに置かれた脱ぎっぱなしの上着
せっかくのくつろぎスペースであるソファの上が上着でいっぱいで、ゆったり座れないなんてもったいないですよね。我が家は、洗面所の壁面に上着を掛けるスペースを作って、上着の脱ぎっぱなしを防いでいます。フックに掛けるだけなら、片付けのハードルも高くないので、家族も片付けに協力してくれています。
椅子の上に置きっぱなしのカバン
帰宅後すぐに家事に取り掛かりたいときなど、ついダイニングの椅子にカバンを置きっぱなしにしてしまいがち。我が家では、スチールワゴンにフックを掛けて、日常使いのカバンの定位置にしています。掛けるだけなので、戻すのも簡単です。
一次処理できる仕組みを作る
乾いた洗濯物
乾いた洗濯物を畳む作業が面倒で、床置きしてしまうのであれば、一時仕分け用にカゴを準備して、人別または、種類別に分けてカゴに入れておくようにしましょう。それだけでも、床置きは防げますし、分けるという一次処理までは進んでいるので、あとの処理へのハードルも低くなります。
郵便物や請求書
ポストに届いた郵便物や請求書は、届いた時点ですぐに開封して、添付されている案内や封筒はすぐに処分して、郵便物や請求書の内容確認は、時間のあるときに行うようにします。未処理の郵便物をしまう場所を決めて置けば、処理を忘れてしまうことも防げます。
リセットするタイミングを決める
戻しやすい場所にしまう場所を作ることができたら、できるだけ片付けを後回しにしないように、意識していくことが大切です。忙しい日々が続くと、どうしてもチョイ置きをしてしまいますが、チョイ置きスペースが増えすぎてしまうと、空間がごちゃついて、面倒な片付けがますます面倒になり、片付けの悪循環に陥ってしまいます。
・1日のうちの夕食前、就寝前には必ずリセットする
・週末には、必ずリセットする
というように、できる範囲でリセットするタイミングを決めましょう。
「チョイ置き」を克服するポイントについてご紹介しました。このくらいいいかな……とほんの少しのつもりが、あっという間にモノがモノを呼んでしまうので、できるだけチョイ置きは避けたいもの。少しづつ、チョイ置きを防げるように、できることからはじめてみてくださいね。