答え:「かずのこ」は子孫繁栄の縁起を担ぐ一品
かずのこは、祝い肴(いわいざかな)の一つで【子孫繁栄】を願う縁起のいい食材です。
お正月というハレの日を迎えるのにふさわしい食材なので、おせち料理に入れるようです。
では、なぜかずのこは【子孫繁栄】の食材といわれるのでしょうか?
かずのこがニシンの卵であることが関係しています。
ニシンの漢字「二親」に由来し、”二人の親から多くの子が生まれる”ことを連想させます。またニシンが多くの卵を産むので【子孫繁栄】を願う食べ物とされているようです。
同じく【子孫繁栄】を意味する食べ物
かずのこと同じく、里芋もおせちに入れる【子孫繁栄】の願いが込められた食材です。
里芋は、親芋のまわりに子芋、さらに孫芋、ひ孫芋と一つの種芋からたくさんの芋がつくことから【子孫繁栄】の象徴され、おせち料理には「子宝に恵まれますように」という願いが込められた食材として入っています。
おせちに入っている食材には願いが込められており、かずのこや里芋は、祝いの席に華を添えます。
お正月にふさわしい食材を囲み、どうぞ穏やかに新春をお過ごしください。