干したハンガーのまま収納
家族がいると毎日洗濯をしなくてはならず、「ハンガーに干した服をハンガーから外して、畳んでタンスに戻す」という工程の多さにうんざりしませんか? 整理収納アドバイザーのkayokoさんの著書『暮らしが整う「片付けない」片付け(アスコム 価格:1430円)』では、干したハンガーのままクローゼットに入れることをおすすめしています。
Tシャツ、タンクトップ、ニット、ルームウェア、ボトムス、頻繁に切るものは全部吊るします。こうすることで「ハンバーから外して畳んでからしまう」という手間が消滅。畳むことでつくシワも防げます。
ハンガーは服がズレにくく、使いやすいものに統一しましょう。家中ハンガーを同じものに揃えておくと、クローゼットの中がスッキリみえます。
子どもの服も子どもが手の届く高さに突っ張り棒をつけてあげましょう。子ども自身もお手伝いしやすく、着るときも自分で準備できるようになります。
しまう場所の近くに干す
ハンガー干しできない下着類は畳んでしまうことになりますが、畳んだあとにそれを持って家の中を大移動するのは非効率。部屋干しをする場所をどこか1か所に限定する必要はなく、2か所で干すことになったとしても、衣類それぞれの収納場所の近くに干してしまいましょう。そしてすぐその場で畳んで収納するとノンストレスです。
収納スペースにはゆとりを
畳んだ服を収納スペースにしまいにくくなったら「多過ぎ」のサイン。何年も来ていない服、子どもの服でサイズアウトしたものなどはありませんか? そういった服を処分し、引き出しのスペースをあけると、ササっとしまえるようになります。そうすると畳むこと自体はそれほど苦痛ではなかったことに気づくかもしれません。
畳みながらボックスに仕分ける
すべて畳んだあとに家族それぞれの場所に収納するために仕分けるのは手間なので、畳みながら同時に仕分けていきましょう。家族の名前を付けた仕分けボックスを作ると、それぞれの引き出しに片付けるのも簡単です。
引っぱっていいピンチハンガー
こまごました衣類を干すピンチハンガーは、無理に引っ張ると服が傷むため、1つ1つ干して、1つ1つ外さなくてはなりませんでした。しかし、今は「引っ張ったらすぐに外れるピンチハンガー」という商品が販売されており、それを使うと思う存分引っ張って取り込めます。
アイロンは極力しない
面倒なアイロンがけは、ストレスのもとなので、なるべくしないようにしましょう。まずは、アイロン不要の服を選びましょう。ワイシャツもノーアイロンのものを!
ワンピースなども干すときにパンパンと叩いてシワを伸ばしておくとOK。子どもが使うエプロンやナフキン類も干すときと畳むときにシワを伸ばせば、なんとなくシャキッとします。
洗濯は工程が多く、毎日となると面倒。でもやらなくてはならない家事の1つです。だからこそ、少しでもラクにする工夫とラクになるアイテムを積極的に導入してみましょう。洗濯物を畳まないという思い切った発想の転換も面白いですね。