答え:「かえりみる」
正しい読み方は「かえりみる」です。省みるは「澄み切る」を表す象形と「目」の象形から成り立った漢字といわれています。
意味は「自分の心や行いを振り返ってよく考えること」「反省する」です。
省みて恥じる、などと使います。
間違いやすいのが「顧みる」。
スマホで「かえりみる」を変換をすると「省みる」「顧みる」と2種類出てきませんか?
そこで疑問に思うのが、使い方の違い。”過去をどんな感情で振り返るか”がポイントです。
・省みる→行動の良し悪しを考える。反省の意味が含まれる。
・顧みる→過ぎ去った物事や人に対して、思いをはせること。
職場で「内省」という言葉を使う方も多いかと思います。
内省(ないせい)は、自分自身と向き合って言動・価値観・考え方について振り返ることです。反省とは違い、問題点の把握や今後はどうするかという前向きな答えを出すことにポイントをおいた考え方です。
内省は、自分は正しい仕事をしているか、正しい方法で目標に向かっているかを確認できるといわれています。間違いや後悔を避ける効果も期待されていますよ。
「かえりみる」という言葉ひとつでも、感情によっての使い分けなど知っておきたいことが詰まっていますね。