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あなたの一言が原因かも。子どもの英語力が伸びなくなる“親が言ってはいけない3つのNGワード”

家族・人間関係

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 英語が話せる子どもに育てるために、親が言ってはいけない3つのこと

2021.11.23

英語教育が学校現場で盛んに行われています。小学校では5年生から通知表で成績がつく科目となり、英語教育に力を入れたいと考える親も増えてきています。しかし、親が「自分が苦労したから、子どもには苦労させたくない」「将来、良い学校に行って、良い職場に就職するために英語が必要」と熱心に子どもの英語教育に関わるあまり、むしろ逆効果になってしまうようなことを言ってしまうことも。そこで今回は“子どもの英語力が伸びなくなる“親が言ってはいけない3つのNGワード”を、イーオンこども英会話の教務トレーナー土田朋香先生に解説してもらいました!

教えてくれたのは……イーオンこども英会話の教務トレーナー土田朋香先生

英会話イーオンで教師として1歳児から社会人まで幅広いレッスンを担当した後、海外リクルーティングオフィスでの採用担当、また東京本社で教務トレーナーとしてスクールの教師育成に従事。特に幼児~中学生までを教える「イーオンこども英会話」部門の研修を多く担当。J-SHINE小学校英語指導者育成トレーナー。

NGワード1「今日何を習ったの?」

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英語の授業や英会話レッスンから帰ってきた子どもに「今日、英語の授業で何を習ったの?」と聞きたくなる気持ちは、教育熱心であればあるほど強いでしょう。ただ、実はこのフレーズが英語嫌いを促してしまう可能性もあるんです。

例えば学校または英会話の授業で、『クラスメイトにインタビューをしよう!』という活動をして、”Can you sing well?”(歌を上手に歌えますか) “Yes, I can./No, I can’t.”(はい、歌えます/いいえ、歌えません)という表現を練習したとします。そのような日に、「今日は何を習ったの?」と聞くと、たいていの子どもは「インタビューをした」「○○ちゃんは歌が上手なんだって」と答えるでしょう。しかし親としては、「Canを使って能力を尋ねる練習をした」とまではいかなくとも「sing well、run fastとか習ったよ」と言ってほしい気持ちがあるのではないでしょうか。

実は子どもの言語習得は感覚的に体験しながら身につけることが前提となっているので、具体的に何を習ったか言えない子が多いのです。そのため何を習ったか聞かれても答えられないことがストレスとなり、自信をなくしてしまうこともあります。「今日何を習ったの?」と聞くのではなく、「今日、英語でやったことをママ・パパともう一回やろうよ!」と声をかけてみてください。自然と習った表現を使えることを見せてくれるので、ぜひ一緒に英語で会話を再現してみましょう。

NGワード2「何でこれもできないの?」「違うでしょ」

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英語の宿題をしている子どもが英単語を書き写せなかったり、問題の答えを間違っていたりすると「えー、これもできないの?」「違うでしょ」と言いたくなる気持ちもあると思います。ところが、親のこの言葉は子どもが自信をなくしてしまう一番の要因です。

単語が書き写せなかったとしたら、「ここが違うよ。もう一度やってみよう。」と気づきを促してあげましょう。そして書き直した時にできていたら「上手にできたね!」「これで覚えたね」と褒めてあげましょう。子どもは、「英語の勉強を頑張る=褒められる」とわかるとさらに英語を好きになって、どんどん頑張りたいという気持ちになります。「英語で話すことが得意」と子どもに思わせることが、英語が話せる人にするための子育てでとても大事です。

NGワード3「日本語に訳したら何ていうの?」

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“Three cucumbers please.”(きゅうりを3つください) ”Here you are”という表現を覚えた子に、親が「Here you areって日本語でいうと?どういう意味?」と理解を確認する質問をしている光景を見かけます。しかし子どもが英語を習得する時は、大人の英語習得法と違って母語に頼らず習得することができます。

つまり子どもにとって、Here you are=「はいどうぞ」という日本語にすることは難しく、『英語で話している人に何かを渡す時に使う呪文』という認識で話しているのです。小学生までは感覚的に言語を習得できる時期だからこそ、無理に日本語に結び付けず、状況で覚えるようにすることがバイリンガル教育に効果的です。例えば、”Here you are.”の意味を理解しているか確かめたいときは、何か物を渡してもらうなどして、同じ状況を作り、子どもが自然に英語で反応できるようにしてみてください。

ぜひ今度英語に触れる機会があったら試してみてください。

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