〈ポイント2〉ラクにしまえる方法で収納する
モノを使う場所と収納場所を近くにしても、しまう動作が面倒だと、やはり出しっぱなしにすることが多くなります。
例えば〈キャビネットの扉を開ける〉〈引き出しを開ける〉〈箱のフタを開ける〉など、モノをしまうまでの動作数が増えるほど、片付けのハードルは上がります。
〈トレーに入れるだけ〉〈ペン立てにさすだけ〉〈フックにかけるだけ〉というように、ワンアクションで元の場所に戻せるような方法で収納することが大切です。
とはいえ、すべてのモノをワンアクション収納にしてしまったら、リビングがごちゃごちゃしてしまいます。
よく使うモノを優先的にラクな方法で収納し、ときどきしか使わないようなモノは引き出しやボックスの中に収納するのがおすすめです。
また、いつもセットで使うようなモノは、かごなどにまとめて収納しましょう。例えば以下のような感じです。
・ガムテープとはさみを入れた「梱包用セット」
・封筒や切手、筆記用具などを入れた「レターセット」
いつもセットで使うモノを別々の場所に収納すると、それぞれを別の場所から出さなければいけないので、動作数が増えます。
はじめから一緒にまとめて収納しておけば、一回の動作で出し入れできるのでスムーズです。
〈収納例〉
わが家ではよく使う文房具は引き出しにしまわず、トレーの上に出しっぱなしにして、ワンアクションで片付けられるようにしています。
ハサミや鉛筆削りなどの文房具は子どもがよく使うのですが、引き出しの中に戻すというのは難易度が高いようでした。そこでこの収納方法に変えたところ、自主的に元の場所に戻してくれるようになりました。
あまり使用頻度の高くない文房具は、引き出しの中に。
目につく場所に収納するモノは、できるだけ数を絞ってシンプルなデザインのモノを選ぶことで、出しっぱなしでもごちゃごちゃして見えないようにしています。